犬のしつけの中でも、噛む・唸るといった行動をしつけるのは難しいものです。
何をしても直らない、お手上げ状態の飼い主さんもいることでしょう。
そこで、犬が噛んだり唸ったりする行動をやめさせる方法を、その行動理由と一緒にご紹介いたします。
■犬のしつけ方①噛んだり、唸るようになったのは何故?
本来犬にとって噛む・唸るという行為は本能的なものです。
遊びの一環だったり、恐怖心からだったり、嫌な事をされたからだったりなど、ほんの些細な事でも噛んだり唸ったりする事があります。
犬は、人間のように意思疎通ができない分、噛んだり唸ったりする事で自分の意思を表そうとしているとも言えます。
しかし、噛む・唸るという行為が今までになかったのに急に出て来た場合は、人間に原因がある可能性があります。
その理由をいくつかまとめてみました。
1. 子犬の頃にきちんとしつけができていない
子犬というのはとにかく甘噛みをよくします。
歯が完全に生え変わるまでは、ムズムズして気持ち悪いから噛んでいるのだと聞いた事があります。
子犬はまだ力がないから噛まれても痛くはないですが、この甘噛みを放置していると成長しても噛み癖がなかなか治らず、人間が痛い思いをする事になります。
たとえ痛くなくても、噛むという行為はその都度やめさせる必要があります。
2. 人間を遊び相手だと思っている
小さい頃は言う事を聞いたのに、成長するにしたがって言う事を聞かなくなってきたという場合に最も当てはまりますね。
人間は犬にとっての主人でなければいけません。可愛いからとただ甘やかしているだけでは、人間にとっても犬にとってもよくないのです。
褒める時はしっかり褒め、しつける時は厳しくしつけるというメリハリが大切ですね!
3.ストレスがたまっている
散歩や遊ぶ時間が少なくて肉体的なストレスがたまっていたり、一人ぼっちの時間が多くて精神的なストレスがたまっていたりする場合、噛む事でストレスを発散させる事があります。
あまりにストレスがたまっていると、人間に対して不信感を抱くようにもなり、うまく人間と関係を築けなくなってしまいます。
■犬のしつけ方②噛む、唸るのをやめさせる方法
噛む・唸るのをやめさせる方法としては、すぐに叱ってやめさせ、やめたら褒めるまたはおやつをあげるという行動を常に繰り返します。
やめたらいい事があるというのを教えるのです。
逆に、大きな音を立ててびっくりさせ、噛んだり唸ったりしたら嫌な事が起こると覚えさせる方法もあります。
犬の噛む・唸るという行為をやめさせるためには、時間と根気が必要です。
やめさせる方法が分かったからといって、一朝一夕で直るものではないので、しっかりと続けていきましょう。
■まとめ
犬が噛んだり唸ったりする理由として、子犬の頃にきちんとしつけができていない事、人間を遊び相手だと思っている事、ストレスがたまっている事などが考えられます。
また、噛む・唸るのをやめさせる方法として、噛む・唸るという行為をやめたらいい事があると教える方法と、噛む・唸るという行為をすると嫌な事が起こると覚えさせる方法があります。
犬のしつけには、何よりも時間と根気が必要になります。
できないからとすぐに諦めず、できるようになるまでしっかりと続けてみてください^^
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