麻疹(はしか)といえば、流行がニュースになった時期もありましたね。
妊娠を考えている人や、妊婦さんは怖い思いをしたのではないでしょうか?
妊娠時は予防接種をしても大丈夫なのか、実際に麻疹にかかったらどうなるのか、
抗体を持っているのか検査をした方がいいのか、きっといろいろな思いや疑問を持つことでしょう。
ここでは、麻疹予防で妊婦が予防接種をしても大丈夫なのか、
また抗体検査を受けた方がいいのかという疑問にお答えいたします。
■麻疹の予防で妊婦が予防接種するのは、、、
麻疹の予防で妊婦が予防接種することはできません!
麻疹の予防接種は、生ワクチンといって、実際のウイルスを弱毒化させたものを打つので、
妊婦や妊娠の可能性がある人は残念ながらできないのです。
もし妊婦が予防接種を受けてしまったら、
免疫力のない胎児に感染してしまう可能性があります。
もし妊娠前に麻疹の予防接種を打っている場合は、
2か月は妊娠することができませんので注意してください。
また、妊娠中は通常よりも免疫力が低下しますので、
妊婦が麻疹にかかってしまう可能性はもちろんあります。
妊婦が麻疹にかかることで胎児にも感染するといった危険性はありませんが、
妊婦自身が重症化しやすいこと、流産や早産のリスクが高まること、
麻疹を発症したまま出産をした場合は新生児も発症する可能性があるなど、
様々な危険が伴います。
なので、妊娠前に予防接種をしておくことが一番いいのですが、
もし予防接種をせずに妊娠してしまった場合は、
感染しないようにすることが大切です。
人混みを避ける、蔓延している地域には行かないといったことはもちろん、
妊婦の周りにいる人で予防接種をしていない人は、
予防接種を受けることも大事なことです。
■妊婦は抗体検査を必ず受けた方が良い?
妊婦が抗体検査を受けることは必ずではありません。
しかし、抗体検査自体は妊婦でも問題なく行うことができるので、
自分に抗体があるのか不安な人は検査をすることをおすすめします。
抗体があるのかないのか、それが分かるだけでも安心できますし、
どういった生活を送ればいいかというのも変わってくると思います。
■まとめ
麻疹の予防で妊婦が予防接種することはできません。
それは、麻疹の予防接種が生ワクチンと呼ばれる実際のウイルスを弱毒化させたものを打つため、免疫力のない胎児に感染してしまう恐れがあるからです。
また、妊婦が抗体検査を受けることは必ずではありませんが、
受けた方がいいのは事実です。
自分に抗体があるのかないのか、
それを知っているだけでも安心できるものですよ。
麻疹の予防接種ができない妊婦は、感染しないように自身が気を付けるとともに、
周囲の人も妊婦にうつさないよう気を付けることも大切なことです。
胎児を抱えた妊婦は心配なことや不安が多いとは思いますが、
周囲の助けを借りながら安心できる空間を作りましょう。
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