ハロウィンはアイルランドから伝わった行事です。
ハロウィンという概念はかなり昔から日本に入っていました。でもここ数年でクリスマスやバレンタインなどに匹敵するほどの人気になった理由は、仮装にありました。
元々日本にはコスプレ文化があったため、仮装が広く受け入れられたためです^^
今回はハロウィンって何を祝う日で、仮装する習慣はアイルランドにもあったのか?などについてまとめました。
■ハロウィンの意味を教えて!ハロウィンはいつ?仮装するのは何か由来があるの?
ハロウィンといえばカボチャのおばけや魔女、ゾンビなどのホラーを連想しませんか?ハロウィンの起源は紀元前5世紀頃にさかのぼります。
アイルランドでは11月1日が新年で、その前日である10月31日が、1年の最後の日にあたり、ハロウィンになります。
この日は秋の収穫祭をする日なのですが、夜になると怖いことが起きる日でもあったのです。何が起きるのかというと…
夜にこの世とあの世を隔てていた扉が解放され、おばけやゾンビ、魔女などが人間の命を奪うために次々とこの世に現れるのです。
人間は命を奪われないように人間以外の姿に仮装したのがハロウィンで、仮装をするようになった起源です。ゾンビや魔女など恐ろしい姿に仮装することで仲間だと思わせたそうです。
小さい子供に話したら怖がって泣き出してしまうかもしれないようなエピソードですね^^;
■そもそも、何で日本でハロウィンが行われるようになったの?
日本で初めてハロウィンを取り入れたのは、なんとキディランド原宿店です。1970年代です。
キディランドは可愛い雑貨を多く扱う人気のショップです。
ハロウィン関連グッズをキディランド原宿店で販売することになったのですが、全く知名度がないため販売促進の一貫として仮装パレードを取り入れたそうです。(原宿表参道を100人程度で仮装)
バレンタインと一緒で戦略のために取り入れられた行事だったんですね^^
その後、日本を代表する大型アミューズメントパークである東京ディズニーランドと、大阪USJが大々的に仮装イベントをしたことで、一気に知名度が高まり、現在の人気につながっています。
ディズニーランドは1997年頃、USJ は2002年頃です。渋谷のスクランブル交差点の仮装も大人気ですが初めて行われたのは2000年頃です。
■ハロウィンでは仮装して何をする?
ハロウィンは、もともと宗教的意味合いが強かったようですが、今では仮装の一大イベントに変化しています^^
日本では、ハロウィン当日の10月31日は仮装して、何をするのでしょうか?
大人同士だと、仮装したまま街を歩いたり、イベント会場で写真を取り合って楽しみます。年々一般の人でも、仮装のクオリティが上がっているので、観ているだけで楽しいです^^
また、小さな子供たちは、仮装して『トリック・オア・トリート』(お菓子をくれないとイタズラするよ)と言って、家を回ってお菓子を貰いに歩きます。
なお、ハロウィンだからといって、必ずどこの家庭でもお菓子を準備してるわけではないので、その点は注意が必要です。
子供たちが行く予定の場所に事前連絡して許可を得たり、ハロウィンの飾り付けをしている家だけ回るようにするのが一般的です。
■ハロウィンでは何故、オレンジ色・かぼちゃが使われる?
ハロウィンのシンボルカラーはオレンジ色です。
カボチャをくり抜いて、中をオレンジ色にしているジャック・オー・ランタンは、ハロウィンの象徴ですね^^
何故かぼちゃと、オレンジ色なのかと言うと、ハロウィンは秋の収穫時期の行事なので、火を連想させるのがオレンジだからです。また、ジャック・オー・ランタンは夜道を照らすランタンを表現しています^^
なお、かぼちゃが使われている理由は、そこまで深い理由があるわけではなく、元々はカブが使われていたそうです。
アメリカにハロウィンが伝わった時に、カブはあまり馴染みがなく、かぼちゃの方が手に入りやすく、馴染みが深かった、という事情です^^
■さいごに
いかがでしたか?
ハロウィンにはちょっと怖い言い伝えがありました。
魔物に命を奪われないように仮装をしないといけませんね。
それにしてもハロウィンがキディランド原宿店から始まったことには驚きました。ハロウィン関連グッズを海外で見つけてきた人もここまで人気が出るとは思わなかったのではないでしょうか?
次はどんな行事が海外持ち込まれて人気になるのかちょっと気になりました^^