テレビで、有村昆・丸岡いずみ夫妻の代理母による第1子誕生のニュースが報道されていました。
ご夫妻の子供に対する真剣な思いに胸が熱くなりました。
もし、代理母を頼む場合は、費用はいくらぐらいかかるのでしょうか?
また、日本では代理母は認められていないのですが、その理由と例外は認められないのかについてもまとめました。
■代理母の出産費用はいくらぐらい?
現在、日本では代理母によって生まれた子供を実子とすることは認められていません。
代理母を通しての出産に関しては、海外ではOKとの消極的な立場をとっています。
このような立場を取る理由として倫理、法律、医学、社会的に問題が多くあるとの指摘からだそうです。
現在、不妊治療の一環として、アメリカでの一部の州、ウクライナ、ギリシャ、ロシアなどで、代理母が認められています。
代理母にかかる出産費用は、国によって異なります。
先日、代理母出産を発表した丸岡いずみ夫妻は、ロシアで代理母を依頼したとのことですが、ロシアでは500~1000万円くらいかかるそうです(^^;
アメリカで代理母を依頼する場合は2000万円以上、東南アジアは200~600万円くらいと言われいますので、国によってかかる費用がかなり違うことが分かります。
なお、タイでは、長く代理母が行われてきたのですが、2015年法律によりタイでは外国人の代理出産はできなくなりました。
■代理母の出産が、日本で認められていないのは何故?例外はない?
日本には代理母の出産に関する法律がないため、法律上では禁止しているわけでもなく許可しているわけでもないんです。
民法では、子供を妊娠して出産した女性を母として認めているため、代理母が出産した子供を実子として求めた裁判では、実子とは認めないとの判決がくだされました。
その為、日本では代理母から生まれた赤ちゃんを、養子として迎えることになります。
例外は認められないようです。
日本で代理母の出産を認める法律ができない1番大きな理由は、倫理面にあるとされています。
過去に代理母が子供を渡したくないと言い出したり、赤ちゃんに先天的な障害があった時にお願いした夫婦が引き取りたくないと言い出したりするケースがあったそうです。
また、命に関する代理母という制度をビジネスにして良いのか?との議論もあります。
中には悪質な仲介業者も多くいるそうで、代理母が流産したら治療費を打ち切ったり、お金を振り込ませてから代理母が妊娠できなかったと告げ、連絡がつかないようにするなどの様々なトラブルが起きています。
このように、生命に関わる多くの問題を含むために、日本では代理母を認める法律がなかなか作れない状況にあるようです(^^;
■さいごに
いかがでしたか?
有村昆・丸岡いずみ夫妻の発表により今後代理母制度について真剣に考えられる夫婦が増えるのではないか?と思います。
代理母という制度は、本当に難しい問題だと思います。
依頼するならば、かなり信用のある仲介業者を見極めないと、トラブルに巻き込まれる可能性が高いです。
また、夫婦が何があってもずっと子供と向き合っていける覚悟があるのか、この一言に尽きるのではないでしょうか?
単純に良い悪いで議論出来る内容ではないですね、、、