自然災害はいつどのタイミングで起きるのか分かりません。
色んな所で「災害に備えて、防災グッズを準備しておきましょう!」と言われていますが、生命を優先しなければいけない状況で、防災グッズを持ち出して避難する、という行動がとれ
るのでしょうか?^^;
災害時は、少しでも早く安全な場所に避難した方が良いのでは?と思ったので、調べて見ました!
■防災グッズは必要ない?持ち出すゆとりもないし、行政が準備しているから大丈夫?
災害時に防災グッズ必要ない派の意見は、
・防災グッズは荷物になってかさばるから、持たなくて良い。
・一時災害後、防災グッズをとりに自宅に帰る途中の二次災害(火災、津波、建物倒壊等)に巻き込まれる恐れがあるから、はじめからなくても良い。
・食料品、水は消費期限があり、期限の確認・商品入れ替えのメンテナンスまですると大変。
・各自治体が、数日分の水、食料の準備をしてくれているはずだから、個人が準備しなくても数日間は大丈夫。長期の避難生活になっても、日本中から救援物資が届くから、準備は不要。
という意見があるようです。
確かに、準備する防災グッズが多くて持ち運びや移動に支障をきたせば、二次災害を招く可能性があるかもしれませんし、各自治体でもある程度の準備はしてくれていると思います。
ただ、各自治体で準備しているのは、「大人が」最低限生きていくのに必要な物を取捨選択(しゅしゃせんたく)しています。
また、救援物資が全ての人にまんべんなく、各人に十分な量がいきわたる保証もありません。
加えて、小さな子供がいる家庭や、女性は特有の準備しておくべき物があるので、(仮に災
害時に使えなかったとしても)防災グッズを準備しておく必要があります!
■防災グッズで必要なものは?準備する時のポイント
では、防災グッズとして必要なものには、どんなものがあるのでしょうか?
準備する時のポイントや必要な物をピックアップしました^^
《ポイント》
・避難時の自分(または家族)の行動をシミュレーションして、準備品を最終決定する。
・各自治体が公表しているハザードマップを確認しておく。
・移動や持ち運びがしやすいようにする。
・できるだけ軽いものにする。
・防災グッズは複数に分けず、1つにまとめる。
・家族や親兄弟と、連絡が取れない場合の連絡手段(災害伝言ダイヤル「171」)や避難場所を確認しておく。
・「せっかく準備したから・・」と考えずに、状況によっては持ち出さない(取りに帰らない)事も視野に入れておく。
《基本として準備しておきたいもの》
・大きめのリュック
→車輪付きカートを用意しておくと、持ち運びが楽になるでしょう^^
・(就寝時の被災に備えて)枕元に靴を置く。
・防寒具(マフラーやヒートテック等の肌着、ニット帽等)
・非常用食料→常温保存が出来て、かさばらないものが良い(例:ビスケット、クッキー、カンパン、キャラメル、カロリーメイト等)
・数日分の水→但し、移動に支障をきたさない量にする。
・ウェットティッシュ
・ペン、メモ帳
・ホイッスル
・ラジオや懐中電灯(理想は手回し充電またはソーラー充電できるタイプ)
・雨具
・乾電池式の発電器具
・救急セット
・携帯式トイレ
・使い捨てマスク、手袋・軍手
・歯ブラシ、歯磨き粉
《小さな子供(乳幼児)がいる家庭》
・紙オムツ
・哺乳分、ミルク(粉よりブロックタイプが良い)
《女性特有のもの》
・生理用品(ナプキン、タンポン)
※防災グッズとして必要ないもの
・大量の衣類や、大量の毛布
・テント
・化粧品
■まとめ
いかがでしたか?
災害時に備えて、準備しておく防災グッズの必要なもののイメージは、ある程度つきましたでしょうか?
「全部を必ず揃えないといけない!」と気負わずに、ご自身で優先順位をつけて、少しづつ揃えていく方針でも良いと思います。
全く準備していないよりは、少しでも準備しておく事でいざという時、助けになるでしょう^^