お見舞いの封筒に名前を書かないのは避けるべき?書き方やお金の入れ方について

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お見舞いの封筒に名前を書かないのは、マナー違反なのでしょうか?

特に、直接お見舞いに行く場合は、顔をあわせるので、書かなくても良いような気もしますし、、、そこで今回は、お見舞いするときに、封筒に名前を書く・書かないについてまとめました^^

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お見舞いの封筒に名前を書かないのは避ける

病気や怪我で療養中の方へお見舞いの気持ちを表すときに、お見舞い金を渡すのが一般的です。

通常は直接手渡しで贈るため、封筒に名前を書く必要はないのではないかと考えがちですが、、、、お見舞いを直接渡す場合でも、封筒に名前を書かないのは避けるべきです。

一般的なマナーとして、受け取った好意や贈り物に対してお返しをする文化が根強くあります。しかしながら、入院中にお見舞いを貰ってもお返しまで気が回らない人がほとんどでしょう。
この場合、退院後に落ち着いてから受け取ったお見舞いを整理して、お返しについて検討を始めるはずです。

その時に封筒に名前が書かれていないと、誰から受け取ったお見舞いなのか把握できなくなる恐れがあります^^;

なお、お見舞いには、中に入れた金額を記載することも一般的なマナーとされています。

これは、金額を記載することでで、贈った側が、相手がどれだけの金額を入れてくれたのか分からないと、後々対応に困るのを防ぐ意味合いがあります。

なので、相手方が後から困らないよう、名前と金額は必ず封筒に記入しましょう!

お見舞い封筒への名前や金額の書き方

お見舞い封筒への名前や、金額の書き方をおさえておくのは、マナーの1つです。

下記のポイントをおさえておくと、お見舞いだけでなく、他の場面でも役立つでしょう^^

毛筆または筆ペンで濃く記載する

お見舞い封筒に名前や金額を書くときは、手軽なボールペンを使いがちですが、ボールペンは避けて、毛筆や筆ペンを使うようにしましょう。

筆ペンがない場合は、少なくとも太めのフェルトペンを準備すると良いですね。

筆ペンには濃淡があり、濃いタイプ・薄いタイプがありますが、お見舞いの封筒へは濃いタイプで書きます。
「一刻も早い回復を願っています」というポジティブなメッセージを伝えます。

逆に、お葬式では薄いインクを用いることが一般的です。

昔は、墨を摺って毛筆で記すのが普通でした。しかし、墨を摺るのには時間が必要です。お葬式のような急な場合は、「墨を摺る時間がないほど急いでいる」という意味で薄く書く意味合いが込められています。・・・この考え方は、なんだかすごく日本的な考えですね^^;笑

封筒の上部中央に「宛名」を記載する

封筒の最上部中央には宛名を記入しますが、文字数に注意を払いましょう。

「お見舞い」または「御見舞い」としたいところですが、文字数が「四」になるのは不吉と捉える方も少なくないため、避けて「御見舞」とした方が無難です。

なお、病気、事故、火災、自然災害など、全ての場合で「御見舞」と記述して問題ありません。

封筒の下部中央には氏名を記載する

封筒の下部中央、宛名の真下には、送り主の氏名をフルネームで記入しましょう。

一人でお見舞いを渡す場合は特に工夫は不要ですが、連名で渡す場合は順番に注意しましょう。

連名の場合

  • 夫婦連名の場合

右に旦那さん、左に奥さんの名前を記載します。

  • 連名(夫婦以外の場合)

立場や年齢が上の人から順に最大3人の名前を記載します。
なお、4人以上になる場合は「外一同」と表記し、中に連名者の名前を記載した別紙を、封筒の中に入れましょう。

お見舞い封筒は水引なし・紅白封筒・のし無しを使用する

「お見舞い」という言葉を聞くと、病気や怪我で苦しむ人に対してを思い浮かべがちです。しかし、火災や自然災害の被害者に対しても同様の支援を表すことがあります。
「早く回復してほしい」という願いを形にする際、封筒選びやマナーを適当に扱っていいわけではありません。

そこで、お見舞いに使う封筒の選び方について紹介します。

選ぶ際のポイントは、

  • 水引の有無
  • 封筒の色
  • のしの有無

となります。

水引なしを選ぶ

お見舞い用の封筒は、基本的に水引なしを選びます。
もし、水引がある封筒を使用する場合は、一度結んだら解けないタイプを選びましょう。

一度結んだら解けないタイプの水引は、「一回限りで終わる」という意味を持ちます。「同じ事態が再発しないように」という思いを込めて、この種の水引で贈ることも一つの方法です。

封筒の色は白基調の紅白にする

お見舞い封筒の色は、白基調の紅白封筒にしましょう。黒や黄色、銀色などの封筒は、葬儀や哀悼の意を表す場合に使用する色です。

お見舞い自体が病気や怪我などの不幸な出来事に対して行われるものであるため、封筒の色や形式を選ぶ際には慎重になる必要があります。
それでも、お見舞い封筒は「回復を祈る」積極的な意志を示すため、お祝事と同じい紅白の封筒を使用しましょう。

のしは不要

のしはお祝い事に欠かせませんが、お見舞いで使う必要はありません。実際、お見舞いの際にのし紙を利用することは一般的ではなく、お見舞い時にのしを使用するのは控えましょう。

お見舞い封筒へのお金の入れ方

お見舞いの封筒に名前を書いたあとは、お金を入れるだけですが、お見舞い封筒へのお金の入れ方にも、マナーが存在します。相手に「意外にひじょうしきな人なんだ、、、」と思われてしまわないよう、ポイントをおさえておきましょう^^

お金の入れ方

お金を封筒に入れる場合、新札、もしくは少なくとも汚れていない状態のものを選びましょう。

ただ、新札をそのまま入れると「特別な機会のために準備していた」とややうがった見方をされる場合もあるので、新札を使用する場合は折り目をつけてから封入すると良いですね^^;

また、お札の人物の肖像は表向きにして、上にくるようにしてください。勿論のことですが、お札はバラバラにならないよう、向きを整えるようにしましょう。

お見舞い金額の目安

お見舞い金額は、3,000円・5,000円・1万円といった奇数にするのが一般的ですが、貴方との関係性のよって金額を決めましょう。

金額の目安は下記を参考にしてください。

関係性 金額
身内(親・兄弟など) 5,000円・10,000円
友人関係 3,000円・5,000円
職場関係 3,000円・5,000円・10,000円

なお、職場関係の人にお見舞い金を渡す場合、社内独自ルールがないか、まずは職場の慣習を確認するようにしましょう。

上司へのお見舞いはお金を渡して良い?

上司へのお見舞いは、現金ではなく、物を渡すのがオススメです。現金を贈る行為は「経済的な困窮を示唆している」と受け取られる場合があり、渡す側が優位にいると受け取られる恐れがあるからです。

お見舞いの気持ちを表したかっただけなのに、そのように受け取られると残念ですよね^^;

どうしても、現金を渡さなければならない場合は、あくまで「お見舞い」であることを記載して、気遣いの言葉を添えるようにしましょう。

お見舞いに適さない金額もある?

絶対にダメではないですが、お見舞いに適さない金額もあります。

数字の「4」は「死」、「6」は「無」、「9」は「苦」といった不吉な暗示を持つため、これらを含む金額は避けた方が良いでしょう。

地域や宗教による解釈の違いはありますが、やはり3,000円、5,000円、10,000円を選ぶのが無難です。

お見舞いするタイミング

お見舞いするタイミングも相手の都合を考える必要があります。

入院したばかりの時期や手術前後など、特に繊細な時期は訪問を避けるべきです。
あなたがどれだけ心を込めて準備しても、相手やその家族が心身ともに不安定な状態では、せっかくの気持ちが伝わらないこともあります。

訪問する前には、面会時間を確認し、可能であれば事前に相手やその家族に連絡を取っておくと良いでしょう。

お見舞いを訪問する際は、挨拶を交わした直後にお見舞い金を手渡し、長居せずに短時間で訪問を終えるよう心がけます。
短い時間でも、あなたの思いやりが相手にとって大きな励みになるはずです^^

まとめ

お見舞いの封筒に名前を書かないのは、避けるべきです。

理由としては、受け取った人が後日、誰からのお見舞いだったのかを思い出しやすくするためと、相手がお返しを考える際に困らないようにするためです。

宛名の記載には、毛筆または筆ペンを用いて濃く、はっきりと書きましょう。

また、お見舞い封筒は、水引なし、紅白封筒、のし無しを選択しましょう。

お見舞いの目的と状況にふさわしい封筒を選び、相手への敬意と思いやりを形にするため、貴方の気持ちが相手にしっかりと伝わるようにしてください^^

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