北向きの家は後悔すると言われるのはなぜ?デメリットや改善する方法について

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北向きの家を選ぶ際には、よく後悔の話を耳にしますが、実際はどうなのでしょうか?

北向きの家に住むことのデメリットとされる日照不足や、室内の寒さなど、さまざまな懸念があります。しかし、これらの問題点は改善策を施すことで、快適な住空間を実現することが可能です。また、北向きの家には意外と知られていないメリットも存在します^^

今回は、北向きの家の真の価値を再評価し、後悔することなく、住み心地の良い家づくりを目指すためのポイントをご紹介します。

後悔前提の選択ではなく、賢い対策と準備をして、あなたにとって最適な住まい選びをしましょう^^

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北向きの家は後悔すると言われるのはなぜ?

北側が通りに面した住宅は、一般に北向きの家と称されます。

この配置により、住宅の前面、特に玄関や庭の間取りが北側に設けられることが多く、結果として採光などの日照条件が悪化する傾向にあります。

多くの人々が望むのは、太陽の光が豊かに差し込む、明るく暖かい住空間です。しかし、北向きの家ではそのような理想とは反対の状況に直面することがあり、その結果、この種の家は避けられがちです^^;

北向きの家の具体的な欠点には、以下のようなものが挙げられます。

  • 日光(採光)が不足しやすい
  • 湿度が高まりやすく、カビの発生リスクが増える
  • 冬季には室内が冷え込みやすく、暖房にかかる費用が増大する可能性がある

言われてみたら、確かにその通りの印象がありますね、、、^^;

北向きの家にも実は良さがある?

北向きの住宅には、一見するとデメリットが中心のように思えますが、実は利点も多く存在します。ここでは、そういった北向き住宅の意外な利点について触れてみたいと思います。

一般に敬遠されがちな北向きの土地ですが、それがゆえに不動産価格が市場価格よりも低く設定されることがあります。

土地価格は、売り手と買い手の間で成立する価格に依存しますが、需要が少ない場合、価格交渉の余地が生まれることもあります。

予算に限りがある購入者さんにとっては、予想外の掘り出し物を見つけるチャンスかもしれません^^

また、日照が少ない北向きの間取りの住宅は、夏の暑い期間にはその点が逆に冷房費の節約につながり、涼しい居住環境を提供します。特に気温が高い地域では、北向き住宅のこの特性が大きなメリットとなり得ます。

さらに、北向き住宅では、プライバシーを守りやすい設計を行いやすいという利点があります。

南向き住宅では、日光を取り入れるために正面を開放する必要がありますが、これがプライバシーの侵害につながることがあります。

一方、北向き住宅では、日照を求めて家の裏側や人目につきにくい部分にリビングスペースやプライベートな活動エリアを配置することが多く、自然とプライバシーを重視した設計が実現しやすくなります。

北向きの家が短所ではなくなる場合

北向きの住宅が直面する主な課題は、道路が前面にあり、最も広い視野を北側に確保することで、敷地が十分な日光を受けられない点にあります。

しかしながら、特定の条件下では、北向きの家でも日照問題がデメリットとはならない場合があります。ここで、そうした例外的な状況をいくつか挙げてみましょう。

まず、敷地の南側が公園や未開発地で開放的な場合があります。

北側が道路を向いているにもかかわらず、南に開けた空間があれば、住宅の南面に充分な光が入ります。このような配置では、リビングやバルコニーを南向きに設計することで、北向き住宅特有のデメリットを克服できるでしょう。

次に、敷地の南が川のように開けた水域である場合を考えてみます。

水辺は地盤が弱いことがあるため、場合によっては補強が必要になるかもしれませんが、川向きの敷地は、将来的に視界を遮る建物が立ちにくいため、日照の心配が少なくなります。

最後に、敷地が広く、南側に広い庭を設ける余地がある場合です。

庭が広ければ、建物の背面である南側にも日光が届きやすくなります。庭の一部が日陰になっても、ガーデニングスペースとして活用したり、アウトドアリビングエリアを設けたりすることで、日照が少ないことを逆手に取った楽しみ方が可能になります。

北向きの家のデメリットを改善するには?

北向き住宅が直面する典型的な問題点には、不十分な日照、高い湿度、そして冷え込みがあります。

これらの問題に対処できれば、北向きの家でも快適な居住空間を実現できるはずです。ここでは、これらの課題を解決するためのいくつかの方法をご提案します。

日照不足に対する改善策には、以下のようなものがあります。

カビ対策の意味でも、太陽の光がよく当たる部分には、より大きな窓を設けること、建物内での光の流れを良くするために吹き抜けを設計すること、または天窓を設置することが有効です。

また、光庭(建物の内部に設ける庭)やライトコート(室内に自然光を取り入れるための設計要素)の利用も、光の不足を補うのに役立ちます。

湿気の問題に対しては、通風を促進する設計が重要です。

窓やその他の開口部を風の流れを考慮して配置し、湿気が滞らないようにすることがポイントです。加えて、室内の空気を循環させるためにシーリングファンの設置も推奨されます。

寒さへの対策としては、効率の良い断熱材の使用、二重窓の設置により外部からの冷気の侵入を阻止すること、床暖房の導入で冬季の冷え込みに対処することが有効です。

さらに、厚手のカーテンを窓に掛けることで、室内の暖かさを保持するのにも役立ちます。これらの対策を講じることで、北向きの家でも年間を通して快適に過ごすことが可能になります。

北向きの家はどんな生活スタイルの人に合う?

北向きの住宅が好まれる特定の生活様式が存在します。

以下に、そのような状況をいくつか挙げてみましょう。

まず、価値のある家具やアート作品など、日光による損傷を避けたい場合があります。

強い日差しが常に入る部屋では、こうした貴重な品々が変色や劣化を起こしやすくなるため、日光の影響を受けにくい北向きの家が適切な選択肢となる可能性があります。

次に、日中の大半を家外で過ごす家庭においては、家の日照条件を重視する必要が少ないかもしれません。

共働きの夫婦や、日中学校に通う子どもがいる家庭、週末になると外出を好む人々にとって、日中家にいる時間が限られているため、北向きの住宅でも特に問題はないでしょう。

また、自宅で集中して作業したい、例えばリモートワークや勉強に専念する必要がある人々にとっても、北向きの家が適しています。

直射日光が強く入る部屋では、作業に適した環境を維持するためにカーテンを閉じる必要が生じることがありますが、北向きの部屋では、自然光に頼らず人工照明の下で作業することが一般的で、集中を促進する環境が提供されることがあります。

これらの例からわかるように、北向きの住宅が必ずしもすべての人にとって不利な選択とは限らず、ライフスタイルや個人のニーズに応じて、むしろ適した選択肢となる場合があります。

まとめ

北向きの住宅に関しては、しばしば不利な点ばかりが注目されがちですが、この記事を通じて、そのような家でも享受できる数々の利点があることを理解していただけたかと思います。

北向きの家特有の課題を克服し、またそれらの課題が実際にはメリットに転じる状況についてもご紹介しました。

生活スタイルに応じては、北向きの住宅が最適な選択となる場合もあります。「北向きである」という理由だけで選択肢を狭めずに、自身のニーズを再考することで、北向きの住宅の持つ潜在的な魅力に気付くことがあります^^

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