ブルーベリーの剪定で失敗しないようにするには?剪定の方法や時期について

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今回は、ブルーベリーの剪定の際に不安を感じる方に向けて、ブルーベリーの剪定で失敗しないためにはどうしたら良いのか、剪定の方法や最適な時期について詳しく調べてみました^^

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ブルーベリーの剪定で失敗しないようにするには?

ブルーベリーの剪定を成功させるためには、下記がポイントとなります。

  • 花芽を持つ枝を正しく識別する
  • 花芽を含む枝を過剰に切りすぎないこと
  • 芽の生育方向を重視する
  • 適切な摘心作業を実施する

ブルーベリーの花芽は大抵、5月頃に発生し、20センチメートル程度の適正な長さの枝の先端に出現します。

剪定時には、枝の根元や外見だけで判断せず、先端部分に花芽が存在するかどうかを細かく確認することが重要です。

また、剪定をする際には、芽の向きを考慮するようにしましょう。

芽の直上約5ミリメートルの部分で枝をカットするのが望ましいです。内側や上向きの芽の位置でカットすると、風通しを阻害する枝や不必要な枝に成長するリスクがあります。外側や下向きの芽の上でのカットが推奨されます。

地面に植えたブルーベリーの場合、枝の増加を目指す摘心作業が有効です。摘心とは、5月から6月にかけて、新しい枝の先端を3分の1ほど切り落とす作業を指します。

ブルーベリーの剪定は、果樹の栽培において非常に重要な役割を果たします。冬季にも剪定を行うことで、良い実の成長を促進させましょう。

ブルーベリーの剪定で失敗しがちなこと

ブルーベリーの剪定で、特に剪定初心者が失敗しがちなことを紹介します。

事前に知っておき、失敗を回避するようにしましょう^^

花芽まで切ってしまった

ブルーベリー剪定の際、よくあるのは、花芽を誤って切り落としてしまうことです。

花芽は将来的に果実になる部分で、これをすべて剪定してしまうと果実の収穫が見込めません^^;
なお、「花芽は全て残すべきでは?」と考えがちですが、花芽が多すぎると栄養が分散し、効果的な成長が難しくなります。

剪定の際、花芽のある枝を選び、その中でも選ばれたいくつかの枝だけを残すことが重要です。
ブルーベリーの木を検査し、密集している枝や傷んだ枝、細い枝を除去し、良い果実を実らせるために剪定します。

芽の正しい向きを判断できなかった

よくある失敗事例として、芽の向きを正しく判断できないことも挙げられます。

花芽がある場合でも、上向きや内向きの芽は切り取って問題ありません。
これらの芽を残すと、枝が過密になったり、光合成を妨げたりして、健全な成長を阻害する可能性があります。
ブルーベリーの剪定では、外向きや下向きの芽を優先して残し、剪定を進めます。
また、ブルーベリーの花芽は通常、20cm以下の枝の先端に現れます。20cmを超える枝や傷んだ枝、細い枝は積極的に切り落とし、良い果実の成長を促進します。

枝を切りすぎてしまう

剪定し過ぎて、必要以上に枝を減らしすぎることもよくある失敗事例です。

今後、悪影響を及ぼす可能性のある枝や傷んだ枝、細い枝の剪定は問題ありませんが、花芽のある枝や成長が期待できる枝を過度に剪定してしまうと、果実が成らないばかりか、光合成に必要な葉を失い、木が枯れることもあります^^;
ブルーベリーの木を全体的にチェックし、成長を妨げる枝だけを剪定するようにしましょう。なお、剪定する際は、枝を間引くようなイメージで進めましょう。

ブルーベリーの剪定はいつ行う?

ブルーベリーの理想的な剪定時期として、年始の1月から2月、さらに夏の間の5月から7月が適しています。
特に1月と2月はブルーベリーが休眠状態に入るタイミングで、この期間に剪定を施すことにより、植物への影響を極力抑えられます。

秋の末から冬にかけては葉が散るため、不必要な枝を取り除く作業が容易になり、剪定初心者にも取り組みやすいです。
夏季の5月から7月の間は、特に7月に形成される新しい花芽の前に剪定を行うことが望ましいです。この時期に剪定をすることで、春に伸びた枝を整えると共に、光合成を阻害する余分な葉を除去し、果実の収穫を容易にする効果があります。

ブルーベリーの剪定時に準備するもの

ブルーベリーの剪定作業には、次のような道具が必要です。

  • 専用の剪定バサミ
  • 作業用手袋
  • 幹や太めの枝用の剪定鋸

ブルーベリーの剪定作業において、通常は専用の剪定バサミと作業用手袋が基本的な道具です。

もし太い枝を切断する必要がある場合は、剪定鋸が適しています。剪定を開始する前に、使用する剪定バサミで対応できる枝の太さを確認しておくことが重要です。

また、100円ショップのガーデニングコーナーでも剪定バサミが手に入りますが、これらの製品は切断面にダメージを与えることがあり、植物の健康を害することがあるため注意が必要です^^;

より高品質の剪定バサミは、一般的に4,000円から5,000円の範囲でホームセンターや園芸店で販売されており、専門店での購入が良いでしょう。

ブルーベリーの剪定手順は時期によって異なる?

ブルーベリーの剪定には、主に夏期(5月~7月)と冬期(1月~2月)の2つの重要な時期があり、それぞれに適した方法が存在します。夏と冬の剪定手順をそれぞれ以下に説明します。

夏に剪定を行う場合

夏季の剪定のステップは以下のようになります。

  1.  木の全体を確認し、不必要または傷んだ枝を見つけ出す。
  2. 樹木の通風と光合成を促進するために、枝を適宜間引く(間引き剪定)

ブルーベリーは、特に7月頃に花芽を生成することから、花芽のついた枝を適量残すことが重要です。すべての枝を取り除いてしまうと果実が収穫できなくなるため、不要な枝だけを剪定することが大切です。花芽のある適量の枝を残して剪定することで、樹形を保ちつつ健やかな成長を促しましょう。

冬夏に剪定を行う場合

冬季の剪定のステップは以下のようになります。

  1. 木の全体を確認し、不必要または傷んだ枝を見つけ出す。
  2. 細い枝を含めた不要な枝を取り除く。

冬季の剪定は「強剪定」として知られ、強めの剪定が推奨されます。春に多くの果実を実らせるため、不要な枝や傷んだ枝、細い枝を除去します。成長が停滞している木には、適切に切り戻しを行い、主な枝が8~10本残るように調整します。

さらに、植え付けからの年数に応じた剪定のコツも意識すると良いでしょう。

1~2年目の若木では、元気な枝を残し強剪定を行います。2~3年目の木は、豊かな実をつけるため通風を良くする剪定を心がけ、根元や密集した枝を取り除きます。

3年以上の木は、過大な成長を防ぎ、視覚的な魅力と高品質な果実を確保するために全体の枝を適度に短くします。

まとめ:ブルーベリーの剪定はタイミングがポイント

ブルーベリーの剪定の手順やタイミング、そして一般的な失敗について解説しました。ブルーベリーは、その実を待ち望む多くの人々にとって魅力的な植物です。
剪定時には花芽の方向や量、保持すべき枝の選択が非常に重要です。しかし、これらの基本的な剪定のポイントを理解していれば、初心者の方でも比較的容易にブルーベリーの栽培に取り組むことができます。

この記事で紹介した重要ポイントやアドバイスを参考に、ぜひブルーベリー栽培に挑戦してみてください^^

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