離乳食のメニューに枝豆を加えたいと考えるママ・パパは多いと思います。枝豆は手軽に食べられる点が魅力ですが、赤ちゃんには枝豆をいつからそのままで食べさせても良いのでしょうか?
そこで今回は、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんから、幼児期に入る子どもたちまで、いつから枝豆をそのまま食べさせても良いのかについて調べてみました^^
枝豆を離乳食でそのままあげるのはいつから?何歳からが最適?
枝豆を離乳食でそのままあげても良いのは3歳頃からがよいでしょう。
3歳未満の子どもに対しては、枝豆をそのまま提供するのではなく、細かく刻んで与えることが求められます。これは、消費者庁からの大豆製品に関する警告を踏まえた安全対策を基にしています。
また、3歳を過ぎても、大人が近くで見守りながら子どもが食べる様子を確認することも大切ですね。
なお、離乳食をあげている段階で、特に離乳食の終盤期(1歳半~2歳頃)には適していますが、この時期でも枝豆の硬さは赤ちゃんには適していないので、柔らかくする工夫が必要です。
これらを考慮すると、離乳食を開始してしばらく経った、離乳食後期にあたる、10ヶ月や一歳の場合でも、枝豆自体まだ赤ちゃんにあげない方がよいということになりますね。
枝豆を離乳食であげはじめる場合
離乳食の終盤期に枝豆をあげはじめる際には、初めはピューレ状にしてあげましょう。
この時期は、赤ちゃんが歯茎で食材を噛む「カミカミ」を練習する重要な時期であり、他の食材を噛む様子が見られるようになったら、徐々にサイズを小さく切っていくことと良いでしょう。
完全な離乳食期を終え、幼児期に入り、しっかりと奥歯が生え揃った後から、枝豆を丸ごと食べることが適しています。
また、枝豆は大豆に分類されるため、アレルギー反応を引き起こす可能性がある点に注意する必要があります。
アレルギー表示が推奨される食品の一つとして、初めて枝豆を食べさせる際には少量から始め、食後の体調を注意深く観察し、何か気になる症状があれば医師に相談することが勧められます。
離乳食に枝豆を使用する場合の下準備
離乳食で枝豆を取り入れる際の準備作業について確認しましょう。
この工程では、通常の調理法に加えて、赤ちゃん向けの特別な手順が求められます。
枝豆をお湯で茹でる場合
まず、枝豆を茹でる場合ですが、以下のステップに従います。
- 枝豆をさや付きのまま、たっぷりの水で約10分間煮ます。これは、一般的に大人が枝豆を茹でる時間よりも少し長めです。
- 煮上がったら、水切りをします。
- 次に、さやを開いて中の豆を取り出し、その豆の薄皮を剥きます。
普段の調理では塩を加えて茹でることが多いですが、赤ちゃん用の食事としては塩は不要です。
また、枝豆の薄皮は、調理時に細かく切りにくいだけでなく、飲み込んだ際に喉に引っかかる恐れがあるため、赤ちゃんに与える前には除去することが望ましいです。
電子レンジを利用した調理法
少量を調理する場合は、電子レンジを使う方法もあります。
- 耐熱容器に枝豆を入れ、30mlの水を加えます。
- ラップをして、7〜8分程度加熱します。
- 加熱後はさやから豆を取り出し、薄皮を剥きます。
この時、レンジの機種によって加熱時間の調整が必要になることがありますので注意してください。
冷凍枝豆の下処理
冷凍された枝豆には既に塩分が含まれていることがあります。
また、大人向けに適している硬さで調理されていることが多いため、塩抜きの意味もこめて、もう一度加熱して柔らかくすることをオススメします。
枝豆の冷凍保存法
枝豆は茹でた後でも、冷凍することで保存が可能です。
全ての枝豆を一度に離乳食に使い切ることは難しいときは、冷凍保存する方法が有効です。
- 購入後、速やかに下茹でする。
- 薄皮を剥き、赤ちゃんの月齢に合わせて潰したり切ったりして調理します。
- 一回分ずつ小分けにして、容器やラップで包んで冷凍庫に保管します。
冷凍した枝豆は、1週間を目処に使い切ることが望ましいです。
枝豆の持つ栄養価や甘さ、そして独特の風味は、時間が経つにつれて低下する傾向にあります。
なので、すぐには食べきれない分に関しては、冷蔵保存するよりも冷凍保存する方が、品質を長持ちさせることができます。また、冷凍庫に保管すると、使用する時に電子レンジで簡単に解凍し、料理に利用できて便利ですね。
まとめ
枝豆は、3歳からはそのまま食べさせることができるという目安や、離乳食の終盤期からはピューレ状にして提供すること、そして赤ちゃんの食生活に枝豆を加える際の注意点など、赤ちゃんの成長に合わせた枝豆の提供方法をご紹介しました。
枝豆を上手に取り入れてもらい、安全で美味しい食事を提供できることを願っています^^