車のよくあるトラブルとして、バッテリー上がりが挙げられますが、たまに聞く事例として、
『バッテリーが上がった後しばらく置放置して、再度エンジンをかけるとエンジンがかかった』
という話を聞いたことがあります。何もしないでもバッテリー上がりが治ると嬉しいですが、、、本当に自然に回復することはあるのでしょうか?
また、バッテリーが上がったまま放置するのは車にとって問題ないのでしょうか?調べてみました!あわせて、バッテリーが上がった後に気をつけることもまとめています^^
■車のバッテリー上がりは自然回復する事もある?
結論から言うと、車のバッテリー上がりが自然回復することはありません^^;
通常の車のバッテリー上がりは、車を動かす電気が放電してなくなっている状態なので、何らかの方法で充電しなければならないからです。
ではどういう事情で『バッテリー上がりを放置してたら自然に回復した』という話しが出てくるのでしょうか、、、
考えられる原因は、バッテリーの寿命が関係している可能性が高いです。
バッテリーの寿命が近くなると、いつもより車の始動に手間取る事が多くなり、最終的に車を動かせなくなります。
バッテリーの状態によっては、何の前触れもなく、エンジンがかからなくなるのですが、この状態がバッテリー上がりの症状と似ている為、バッテリーの寿命によりエンジンがかからなくなっているのを、バッテリー上がりと誤解した、というのが『バッテリー上がりを放置したら自然に回復した』という話しに繋がっていると思われます。
なお、車の任意保険に加入していれば、保険会社の保険内容に、バッテリーあがりの対応(充電)をしてくれる項目が組み込まれている事が多いので、まずは保険会社に電話して確認をした方がいいでしょう^^
■車のバッテリー上がりを治さずに放置しても大丈夫?
車のバッテリーが上がった場合、急ぎだとすぐ治すはずですが、今すぐ車が使えなくても大丈夫、という方も居るでしょう。
『放置しておけば治るんじゃないかな?』『しばらく乗らないから乗る時に直せばいいかなー』と考えて、そのまま放っておいても大丈夫なのでしょうか?
このような場合、バッテリー上がりを放置するのは、下記の症状を招き、車の状態を悪化させるだけなので避けた方がいいです。
・足回り(駆動系、ブレーキ系)が固まって、動きにくくなったり、効きが悪くなる。
・車の部品につけた潤滑油が落ちきり、滑らかに連携しなくなって、部品を傷めて故障の原因に繋がる。
こうなってしまうと、バッテリーあがりを治すより費用も時間もかかってしまうので、早めにバッテリー上がりを治すようにしましょう!
■車のバッテリーが上がった後に気をつける事は?交換も必要になる?
車のバッテリーを充電して治した後は、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか?
まず必要になるのは、車のバッテリーに電気を充電する事です。
充電を十分にしていないと、またバッテリーが上がる可能性があるので、最低1時間以上は車を走行させて、しっかり車のバッテリーに電気をためるようにしましょう。
なお、この際、気をつけなければならないのは、走行しないアイドリング状態では、十分充電されないので、しっかりと走行させて充電をしてください。
また、バッテリーの寿命が原因だと疑われる場合は、バッテリー交換を検討しましょう。
バッテリーは、およそ2年から3年で寿命が来ると言われているので、交換から2年以上経過しているようであれば、バッテリー上がりがが再発する可能性があります。
交換費用は、2万円前後するので、痛い出費ではありますが、消耗品だと割り切るしかないですね・・・^^;
急いでいる時や、外出先で車が止まってしまうとすごく困ってしまうので早めの対応がおすすめです。
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■まとめ
いかがでしたか?
車のバッテリー上がりが自然に治ることはまずなく、放置して自然に治った場合は、バッテリーの寿命による影響が考えられるので、再発する可能性が高いです。このような場合は、バッテリーの交換を検討しましょう。
また、バッテリー上がりを放っておくと、車の状態を悪化させるだけなので避けた方がいいので、早めに対処しましょう^^