指や爪で押してピンセットで角栓がすっと取れると爽快でついつい夢中になってしまいますよね。
昔は、鼻の頭にできたできもので命を落とすことがあるから、触ってはいけないと祖母から言われたものです。
ピンセットで角栓を抜くことで起こりうる被害例と、正しいお手入れ方法についてまとめました。
細菌に感染しないように、鼻の角栓ケアは正しい方法で行いましょう!
■鼻の角栓をピンセットで抜く前に知ってほしい事
角栓は皮脂と古い角質が混じってできたものなんです。
角質が約70%を占めるそうです。
だからあんなに硬くて芯があるのですね。
すっと取れると本当に快感です^^
でも、角栓を取る時に周辺の皮膚まで傷つけてしまうと、そこから雑菌が入り炎症を起こしてしまうのです。
ひどい場合は、化膿したり色素沈着を起こしてしまった被害例も報告されています。
鼻を綺麗にしようとして逆に肌が黒ずんでしまうなら本末転倒ですよね。
見つけたら全部抜いてしまいたいと思う角栓ですが、実は角栓にも働きがあるんです。
角栓が適度に詰まっていることで肌の潤いを守ったり、毛穴に細菌が入るのを防いでいます。
角栓をいつも抜いていたら、鼻が脂っぽくなってしまったという被害例も出ています。
角栓の取りすぎは肌トラブルを引き起こすということを頭に置いておきましょう。
■ どうしたら良い? 正しい鼻の角栓ケア
角栓を取りすぎるのは良くありませんが、取らなすぎるのも問題があるそうです。
角栓が酸化すると黒ずむことが報告されています。
いわゆる「いちご鼻」の状態になります。
なので、定期的に肌のダメージをなるべく抑えたお手入れをすることが必要です。
よくありがちなのが、クレンジングオイルをたっぷり塗って指で押し出すようにマッサージする方法ですが、指で押し出している時に皮膚を傷つけ細菌が入る可能性があります。
角栓の70%は角質(タンパク質)なので、オイルで溶かすというのは難しいそうです。
角栓を溶かすことを目的とした酵素洗顔料やクレイパックなどでお手入れしましょう。
【酵素洗顔料とは】
酵素には、脂肪とタンパク質を分解する作用があります。
刺激が強いので肌に合わないと感じたらすぐに使用を中止するようにしてください。
アレルギーを起こすこともあるので、使用上の注意を守ることが大切です。
使用目安は週1回程度です。使用後は肌のバリア機能が弱まっていますので、保湿をしっかりすることが大切です。
【クレイパックとは】
クレイパックとは、泥や粘土を成分とした美顔用マスクです。
もっと手軽なものとして、クレイ洗顔フォームもあります。
こちらも毎日使うものではなく、毛穴の開きや汚れが気になった時に使うようにしましょう(^^
クレイパックで角栓をお手入れした後は、化粧水でしっかりと保湿することが大切です。保湿までしてお手入れ完了です。
■さいごに
いかがでしたか?
鼻の角栓取り、面白くてついつい指やピンセットで抜いてしまいがちですが、肌のためを考えると、酵素洗顔やクレイパックを使って気になった時にお手入れするようにしましょう!
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