浴衣を着ている人を見ると暑い夏も涼しげに感じますね♪
元々は入浴後に着用するものとして浴衣は誕生しました。
着物より簡単に着られるので、和装初心者にもおすすめです。
でも実際に着付けてみようと思ったら、浴衣の襟を右と左どっちを上にするのか分からない、、、^^;
洋服の場合、男性は右側、女性は左側になっていますが、浴衣の場合、男女で異なるのでしょうか?また、浴衣の下には肌着や下着はつけるのが作法なのでしょうか?男女別にまとめました^^
■浴衣はどっちが上になる?理由は?男女で変わる?
浴衣の衿はどちらが上か?男女で違いはありません。
右側を先に胸前に合わせてから左側を上に重ねます(正面から見ると左側の襟が上になっている状態)。専門用語では「右前」と呼ばれています。
時間的に先にすることを前と呼ぶそうです。なお、「左前」の着方は人が亡くなられた時に着せる方法なので、間違えないようにしましょう!
浴衣を着る時は男女関係なく右側が先にくる!と覚えておきましょう。
ただし、浴衣の着方は全て男女同じではありません。
男性は衿は立てるように首回りに沿わせ、帯は腰の位置で固定します。ウエストや高い位置で帯を固定すると幼いイメージになるのでご注意ください^^
一方、女性は若々しいイメージにするために胸の下あたりで帯を固定します。首の後ろにぴったり衿を合わせるのではなく少しゆとりを持たせることで女性らしさが生まれます。
■浴衣の下に肌着や下着はつける?洋服とは異なる作法ってあるの?
浴衣の下に肌着や下着はどうするのが作法なのか男女別にまとめました^^
【女性】
洋服は女性らしさを出すために胸元のボリュームが出るような下着をつけるのが一般的ですよね。
でも和装の時は、ボディーラインを強調しない方が若々しく見えるので良いとされています。
そのため下着をつける時は洋服用の下着ではなく和装用の胸元のボリュームを抑える下着を着用するのがおすすめです。
また、浴衣を着るのは暑い夏ですよね。汗をかきやすいので浴衣の下には木綿素材で袖がついているものが好ましいです。
汗じみが出て肌がすけるのは本人だけでなく、一緒にいる人も恥ずかしいと思うので、木綿の下着は必須アイテムです。
【男性】
『浴衣は元々入浴後に着るものだから下着(ブリーフやトランクス)は着ない!』という男性もいるようです。
でも、夏祭りに行く時には普通に外出しているのと同じなので下着は着ていた方が良いかなと思います。汗をかきやすいので、女性同様に男性も木綿素材で袖がついた肌着を着ることをおすすめします。
汗じみの原因にもなるため、汗を吸い取りやすい素材の肌着が良いですね!
■さいごに
いかがでしたか?
浴衣は衿を合わせる時は男女共に「右前」です。
下着や肌着には決まりはないのですが、一般常識や汗をかくことを考えて着用するのをおすすめします^^