ステンレスの錆落としの方法!注意点や予防方法も紹介

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日々の生活の中で、キッチンやバスルームなど、ステンレス製品はその耐久性や清潔感のある見た目から多くの場所で利用されています。

しかし、水分や外的な原因で、意外と錆が発生することがあります。

そんな時、どのように対処すればよいのでしょうか。今回は、ステンレス製品に発生した錆を取り除く方法をご紹介します。家庭で簡単にできる対処法から、さらに詳細なケア方法まで、ステンレス製品を長持ちさせるための秘訣を解説していきます^^

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ステンレスの錆取りの方法

ステンレス製品に錆が生じた際の錆取り方法は下記があります。

  • メラミンフォームスポンジを使用する
  • 重曹を利用する
  • クエン酸を用いる
  • 重曹とクエン酸を併用する

これらの方法とそのコツについてご説明します。

メラミンフォームスポンジを使用する

錆の初期段階や、流し台の表層に付着した場合は、メラミンフォームスポンジで容易に取り除けます。

このスポンジは、非常に細かい繊維で構成された軽くて柔らかい素材でありながら、優れた研磨能力を有しており、水を加えることで強力に汚れを除去できます。

使用する際には、メラミンフォームスポンジを適切な大きさに切り、水を染み込ませてから錆に対して優しくこするだけです。このとき、直線的な動きではなく、円を描くように動かすと効果的です。

重曹を利用する

メラミンフォームスポンジだけでは不十分な場合、重曹を加えることでさらに強い錆も取り除くことが可能です。使用するものは、粉末タイプの重曹、メラミンフォームスポンジ、そして乾燥した布です。

まずは、流し台を軽く清掃し表面の汚れを取り除きます。その後、錆の部分に重曹を直接振りかけ、湿らせたメラミンフォームスポンジでこすり洗いします。

錆が浮き上がったら、水で洗い流し、乾いた布で拭き取ります。重曹もまた、研磨作用に優れているため、流し台の錆除去に適しています。

クエン酸を用いる

錆はアルカリ性の特性を持つため、酸性のクエン酸を使用することで、中和反応を利用して錆を落としやすくします。
使用する材料は以下の通りです。

  • クエン酸の粉末
  • ぬるま湯
  • 容器(洗面器やバケツなど)
  • 雑巾やキッチンタオル
  • メラミンフォームスポンジ
  • 乾燥した布

容器にぬるま湯を用意し、100mlの水に対してクエン酸を大さじ1/2溶かしてクエン酸水を作ります。この溶液の濃度は、汚れの程度によって調整しましょう。

その後、雑巾やキッチンタオルにクエン酸水を含ませ、錆に対して一晩放置します。翌日、雑巾やキッチンタオルを取り除き、メラミンフォームスポンジで軽くこすり、水で洗い流した後に乾燥させます。

重曹とクエン酸を併用する

重曹やクエン酸単独では取り除けない強固な錆に対しては、両者を組み合わせることで効果を発揮します。

準備するものは、以下の通りです。

  • 重曹の粉末
  • クエン酸の粉末
  • 容器(洗面器やバケツなど)
  • メラミンフォームスポンジ
  • 乾燥した布

最初に容器に水100mlを準備し、そこにクエン酸を小さじ1/2溶かしてクエン酸水を作成します。

錆がある部分に重曹を振りかけた後、クエン酸水を少量かけると泡立ちます。この泡立ちを利用してメラミンフォームスポンジでこすり、その後水で洗い流し、乾燥した布で拭き取ることで錆を除去できます。

ステンレスの錆落とし時に気をつけること

錆を取り除く際に気をつけるべきポイントをご紹介します。

強く擦り過ぎない

錆を完全に除去したい一心で、流し台を強く擦りすぎると、ステンレスの表面保護膜を損傷してしまうリスクがあります。

この保護膜が剥がれた場合、錆への抵抗力が弱まり、結果として錆が生じやすくなる恐れがあります。
重曹やクエン酸、メラミンフォームスポンジを駆使しても、無理に力を入れずに汚れを落とせますので、優しく丁寧に擦ることを心がけましょう。

特にメラミンフォームスポンジは、円を描くように動かすと良いでしょう。この方法なら、直線的に擦る際に比べて適度な力加減で済みます。

クエン酸を使用する際は鉄製品を避ける

クエン酸は自然由来で多くの材質に対して安全に使用できる成分ですが、鉄などの特定の金属とは反応して錆の発生を促すことがあります。

そのため、ステンレス製の流し台の錆をクエン酸で除去する場合、鉄製の調理器具は遠ざけて作業を行いましょう。

浸け置きは短時間にする

頑固な錆を落とすために重曹やクエン酸を用いて浸け置きする方法は効果的ですが、これらの成分も長時間の浸け置きは材質を損なう可能性があります。

そのため、浸け置きの時間は最大でも30分から1時間程度に留め、適切な時間の後はしっかりと洗い流しましょう。
さらに、重曹やクエン酸のしっかり洗い流すことも重要です。洗剤の残りがないよう、充分にすすぎを行ってください。

錆落とし専用洗剤を使用する際の注意点

手軽な重曹やクエン酸が無い場合、もしくは迅速に錆を除去したい場合には、錆落とし専用洗剤の使用が選択肢となります。

しかし、これら専用洗剤はその効果の強さから、肌への刺激も強めになる傾向にあります。

重曹やクエン酸の使用時は手袋無しでも大丈夫ですが、専用洗剤を使用する際には手袋を着用し、作業中は換気を良くするために窓を開けたり、換気扇を使用するなどの準備をしてから作業を始めるようにしましょう!

ステンレスが錆びてしまうのは何故?

錆びに強いとされるステンレス製品ですが、下記が影響し錆が発生することがあります。

他の金属からの錆の伝播

ステンレスは本質的に錆びにくい材質であるにも関わらず、他の金属製品、例えば鉄のフライパンや鍋、使い捨て缶、金属スポンジから生じた錆が接触することで、その錆が移行する現象があります。

接触した錆を迅速に除去すれば問題はありませんが、伝播した錆を長期間そのままにしておくと、ステンレスの深部まで錆が浸透し、取り除きにくくなるため注意が必要です。

ステンレス製品に傷がついた場合

ステンレスが錆びにくいのは、その表面に形成される酸化皮膜(保護膜)の存在によるものです。しかし、ステンレス製品の表面に傷がつくと、保護膜が損なわれ、錆びやすくなります。

軽微な傷であれば問題は少ないですが、硬い物を落としたり、金属スポンジなどで激しく擦ると、深く大きな傷が生じ、保護膜が剥がれやすくなります。

塩素系の漂白剤の使用

次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系の洗剤や漂白剤は、その強力な洗浄力と漂白力により、頑固な汚れも容易に除去することができます。

しかしその一方で、その強力な効果がステンレスの保護膜を剥がし、錆に対する耐性を低下させることがあります。
直ちに洗い流せば大きな問題は起きませんが、塩素系の洗剤・漂白剤をステンレス製品に直接使い、長時間放置すると、保護膜が剥離する原因となるため、注意が必要です。

ステンレスの錆を予防するコツ

ステンレス製品に錆が生じるのを防ぐための対策をご紹介します。

使用後は水分をしっかりと拭き取る

錆は水分と鉄分が酸素と結びついて生じる現象です。そのため、水気のある環境では錆が生じやすくなります。

例えば、流し台は日常的に水を使う場所であるため、使用後は乾燥したタオルで水分を丁寧に拭き取ることが、錆びの発生を予防する上で重要です。

塩素系洗剤や漂白剤を用いた後の念入りな洗い流し

塩素系の洗剤や漂白剤を使用した際は、その後のすすぎを丁寧に行いましょう。

これらの化学物質が流し台に残ると、ステンレスの表面を保護している膜を痛め、結果として錆びの原因となり得ます。
洗剤を水で洗い流した後、湿った布でしっかりと拭き取り、最後に乾いた布で仕上げることで、洗剤や漂白剤が残りにくくなります。

ステンレスと金属製品を一緒にして放置しない

例えば、ステンレスの流し台内部に、鉄製の調理器具やアルミニウム製の缶など、金属製のアイテムを長時間放置することは、錆の発生を促す原因になります。

調理後の鍋やフライパン、使用済みのアルミ缶などをシンクに長く置かないよう心がけることで、間接的にもらい錆を防ぐことができます。

まとめ

ステンレス製品は本来、錆びに強い特性を有していますが、他の金属から移る錆、表面の傷、または塩素系の漂白剤による影響で錆が生じる場合があります。

一度発生した錆は、時間が経つとステンレスの深部に浸透し、落とすのが困難になるため、早期の対応が重要です。

初期の錆であれば、メラミンフォームスポンジでの軽い擦り洗いで解決します。しかし、錆の程度が深い場合は、重曹やクエン酸の併用での掃除がより効果的です。

クエン酸水を使用する際には、汚れに応じて濃度の調整が必要ですが、流し台を強くこすると保護膜が剥げ、結果として錆を促進させる可能性があるため注意が必要です。

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