充電器や炊飯器、パソコンなどの家電製品を使おうとした時に、コンセントから火花が一瞬出る事があります。
このような場合、そのまま使っていいのか、それとも火事や感電の原因になるので使用を控えた方が良いのか等、どう対処したら良いか迷ってしまいますね^^;
今回は、コンセントから火花が一瞬出た時の対処法や原因にいついてと、火事や感電の危険性についてまとめました。
コンセントから火花が一瞬出た場合の対処法は?焦げがあると火事の危険性も!
コンセントから火花が一瞬出た場合、1番最初にやるべき対処法としては、まず感電防止の為、火花が出たコンセントと繋がっている箇所の個別ブレーカーを落とします。
これは、火花が出たコンセントに電気が溜まっている可能性があるからです。
※なお、ブレーカーはメインブレーカー(家全体のブレーカー)まで落とす必要はありません。
個別ブレーカーを落とした後は、絶縁グローブをはめて、使おうとした家電製品と、コンセント周りをよく観察しましょう。
もし、コンセントに、焦げや、変色・ビビ割れや溶けた形跡など、何らかの異常これが見られた場合は、ご自身でどうにかしようとは考えず、速めに電気屋さんに相談しましょう。
このような場合、知識の無い方が修理するのは、火事の危険性がありますし、有資格者でないと触っていけないと、定められています。
もしご自宅が、賃貸アパート・マンションであれば、大家さんや建物の管理会社に、報告して指示を仰ぎましょう。
コンセントに焦げなどの異常がある場合は、火事に繋がる危険性がある為、素人判断してしまうと、ご自身に不利益が降り掛かってくる場合があるので、お気をつけください!
なお、特に、コンセント周りに異常が見られない場合は、ひとまず様子見で大丈夫です。
火花が出た原因を確認し、当てはまるものがなかったか、振り返ってみましょう。
コンセントから火花がでた原因
では、コンセントから火花がでた原因を確認しましょう。
下記が考えられます。
家電製品に急に電流が流れた
家電製品のスイッチがオンの状態で、コンセントにプラグを差しこんだこむと、急に電流が流れこむので、火花が出る事があります。
今後の対処法としては、家電製品のスイッチを切った上で、コンセントにプラグをさすようにしましょう。
ほこりによる発火
コンセント周りに溜まった、ほこりによる発火(トラッキング現象)や、プラグの先にほこりがついていた事が原因の場合があります。
コンセントを差し込む際は、コンセント周り、プラグ先を確認して差し込みましょう。
タコ足配線をしていた
タコ足配線をしていると、一度に大量の電気が流れます。その結果、許容範囲を超えてしまい、火花が出たと考えられます。
便利なので、ついついタコ足配線したくなりますが、許容範囲を超えないようほどほどの使用にしましょう。
交流電気の電圧が高くなっているタイミングでコンセントをさした
住宅内のコンセントは交流なので、電圧が高くなっていることがあります。そのタイミングで、コンセントにプラグを差し込んだことで火花が出たかもしれません。
この場合は、コンセント周りに異常が見られなければ、様子見で大丈夫です。
コンセントの劣化(寿命)
コンセントの寿命は約10年と言われています。コンセントが耐用年数を超えていたことで、火花が出た場合は、コンセントを交換する必要があります。
交換は有資格者が行う必要があるので、電気屋さんに相談しましょう。
また、火事や漏電・感電の危険性があるので、新しいコンセントに交換が完了するまでは、老朽化したコンセントの使用は控えましょう。
各家電別(炊飯器、充電器、パソコン、エアコン)のコンセントから火花が出た場合の対応
コンセントから火花が出るのは、家電製品を使用する時に起こります。
特に、炊飯器、充電器、パソコン、エアコンなどを使おうとした時に、起こりやすいので、これらの家電製品使用時に火花が出た場合の対応を確認します。
炊飯器から火花が出た場合
炊飯器の場合、炊飯器のプラグの先から、放電したことによる火花の可能性があります。そのような場合は、故障ではないので、様子見しつつ使用して大丈夫です。
ただし、コンセント周りに異常が見られたり、炊飯器のコード途中に異常が見られ場合は、炊飯器の使用を中止し、コンセントに関して電気屋さんに相談しましょう。
充電器から火花が出た場合
充電器の場合も、放電による火花の可能性があります。充電器のプラグ周りや、コンセント周りに焦げやヒビ割れなどの異常が見られなければ、様子見にしつつ使用して大丈夫です。
パソコンから火花が出た場合
パソコンの場合は、 AC アダプター内のコンデンサの影響で火花が出た可能性があります。コンデンサが原因であれば、特に問題はなく、様子見しつつ使用し続けても大丈夫です。
但し、コンセント周りの異常などがないかも合わせて確認しましょう。
エアコンから火花が出た場合
エアコンが動いてる状態でコンセントから抜くと火花が出ることがあります。
エアコン作動中に、コンセントを抜かなかったかを一度確認してみましょう。
また、エアコンのプラグを差し込んでいたコンセントとの間に、隙間はありませんでしたか?
ほこりにより火花が出た可能性がなかったかも確認しましょう。
コンセントからの火花を予防するには
コンセントからの火花が全て、家事や漏電、家電製品の故障に繋がるわけではない事は分かりました。
ただ、火花が出るのを何度も見るのは、避けたいですね。火事に繋がるのも心配ですし、、、、^^;
そこで、コンセントからの火花を予防する方法を確認しましょう。
安全機能付きタップを使用する
ほこり防止シャッター付きや、漏電防止機能付き、過電流防止機能付き、個別オン・オフ機能付きの安全タップ使用します。
これらを使用することで、コンセントからの火花を予防することができます。
ほこりカバーを使用する
普段使っていないコンセントにはほこりカバーを使用しましょう。トラッキング現象を予防することができます。
コードを束ねない
家電製品の購入時、コードが束ねられていますが、そのまま使用するのは避けましょう。
束ねられたコードのまま使用すると、熱をもってしまうので、発火の原因となってしまいます。
水回り周辺のコンセントに気を配る
水回り周辺のコンセントに水がかかってしまうと、家事や漏電の危険があります。
水がかかる恐れがある場合は、配置を替えるなどの工夫をしましょう。
冷蔵庫など大型家電製品や家具の後ろのコンセントを定期的に確認する
コンセントの差し込んだプラグが何かの拍子に少しだけ抜ける場合があります。そのような状態を放置すると、トラッキング現象を起こしてしまいます。
特に、大型家電や、家具の後ろは見落としがちなので、定期的に確認すると良いでしょう。
コンセントの耐用年数を把握しておく
先程お伝えしたように、コンセントの耐用年数(寿命)は、約10年なので、ご自宅のコンセントが設置からどれぐらい年数を経過しているのか、把握しておきましょう。
なお、10年はあくまで目安なので、「10年経過したから即交換!使用禁止!」というわけではありませんので^^
上記の対策は御自身で行えるので、家の中を見渡して一つ一つ解消しておく安心ですね^^
まとめ
コンセントから火花が一瞬出た場合、まずは感電防止の為に、そのコンセントと繋がっている個別ブレーカーを落としましょう。
その後、絶縁グローブをはめて、使おうとしていた家電製品と、コンセントをよく観察します。
もし、コンセントに異常があった場合は早めに電気屋さんに相談します。特に異常がない場合は、様子を見ながら使用して大丈夫です。
なお、火花の原因として、ほこりや、たこ足配線、家電製品のスイッチがオンの状態でプラグを差し込んだ等、原因は様々です。
当てはまる事が無かったか確認し、今後は注意しましょう。
そして、ご自身で出来る、コンセントからの火花を予防する為の対策が色々とあります。今回ご紹介した対策が出来てるかどうか、家の中を見渡して、一つ一つ解決していくことをお勧めします^^