金魚すくいの金魚を長生きさせるコツや上手く育てる方法

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金魚すくいでとれた金魚を家に持ち帰って、できるだけ長く育てたいと思う方も少なくないでしょう。

金魚すくいの金魚は、繊細ではじめの環境整備が重要になりますが、正しい知識と愛情あるケアがあれば、長生きさせることが可能です。そこで今回は、金魚すくいの金魚を長生きさせたいと考える方に、金魚すくいの金魚を長生きさせるコツをご紹介します^^

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金魚すくいの金魚を長生きさせるコツ

金魚すくいでとった金魚は、非常にストレスの多い環境からその生活が始まります。

自宅に持ち帰った後は、最初の数日間は静かな場所でじっくりと金魚の状態を観察しましょう。もし最初から病気を抱えていた場合は、大体1週間程度で何らかの症状が表れるはずです。

飼い始めの2週間は特に注意深く観察を続け、その後も定期的な水の交換や適切な餌あげを心がければ、金魚すくいでとった金魚でも問題なく長く飼育することが可能です^^

水槽への金魚の追加時の注意点

既に金魚を飼っている場合でも、「同じ水槽で大丈夫!」と考えて新しい金魚を加えると、病気の発生リスクがあります^^;

以前は元気だった金魚が衰弱する事例も報告されており、その原因としては以下が挙げられます。

  • 金魚の数が増えて水が濁る
  • 金魚すくいの水が混入
  • 急激な環境変化による病気
  • 異なる金魚間での細菌の不一致

多くの場合、金魚すくいの金魚はそこに行きつくまでの間に負担がかかっています。

また、すべての生物にはそれぞれ固有の菌が存在し、金魚も生息環境や出身地によって異なる菌を持っています。

これらが互いに負の影響を及ぼすことがあり、特に疲労して免疫力が低下している状態では、新しい環境の変化により病気が発生しやすくなります。その結果、もとからいた金魚への感染もありえます^^;
もとからある水槽に金魚を追加するときは、予め「隔離期間」を設けることが重要です。

この隔離期間、つまりトリートメントは、新しく入手した金魚を本水槽に入れる前に、別の容器で一定時間飼育し、病気の有無を確認し体力を回復させるために行います。

この手順は、新しい金魚によって既存の水槽内で病気が広がるのを防ぐため、また金魚がストレスによる弱体化から回復するために非常に重要です。

金魚は外部環境の変化に敏感で、ストレスを受けると免疫機能が低下し、病気にかかりやすくなります。トリートメント期間は概ね1~2週間が目安ですが、安全を最優先に考え長期間隔離する人もいます。

持ち帰った金魚を上手く育てるには?

金魚を家に持ち帰ったときから、金魚の飼育生活が始まります。

理想的には、飼育に必要な設備がすでに揃っている状態が望ましいですが、金魚すくいの場合、準備が何もなされていない状態で、金魚を家に持ち帰ることが大半でしょう。

そんな状況に対応するため、手持ちのアイテムから飼育を始め、必要な機材を段階的に整えていく緊急対応の手順を紹介します。

水を準備する

まず家に着いたら、金魚が生活できるような大きな容器やバケツを準備し、カルキが除去された水道水を満たします。水道水のカルキは金魚に有害なので、取り除いた水を使うことが重要です。カルキを取り除く方法には、以下のような手段があります:

  • カルキ抜き剤の利用
  • 沸騰によるカルキの除去
  • ビタミンCを使った中和

カルキ抜き剤は迅速かつ確実にカルキを除去できる手段です。夜遅くまで開いているショップやホームセンターで入手可能です。また、これらの店舗では飼育に必要な他のアイテムも手に入るため、立ち寄ってみることをお勧めします。

水を沸騰させることも一つの方法で、15~20分沸かすことでカルキを飛ばせますが、その後水を適温まで冷ます必要があります。また、沸騰させた水は酸素が少なくなっているので、空気を含ませるために良く振ることが推奨されます。

ビタミンCを添加する方法では、ビタミンCでカルキを中和できます。レモン汁やビタミンC入りの飴を使うことができ、これらは容易に手に入りますが、金魚に悪影響を及ぼさないよう適量を守る必要があります。

水合わせを行う

容器に水を用意した後は、金魚を新しい水へ慣れさせるために水合わせをします。

このプロセスは金魚にとって重要で、急激な水温や水質の変化に適応させるために行います。具体的には、以下の手順で行います。

  • 金魚が入った袋を新しい水に浮かべる
  • 袋に新しい水を少しずつ加えていく
  • 最終的に金魚だけを新しい容器に移す

この過程では、袋の水が新しい容器に入らないよう注意することが大切です。

飼育機材を整える

最初のうちは、一時的に用意した入れ物でも飼育が可能ですが、この間に以下の飼育機材を揃えるのが良いでしょう。

  • エアレーション装置
  • カルキ抜き剤

これらは金魚の生活に最低限必要なもので、特にエアレーションは水中の酸素量を確保するために欠かせません。

餌やりのスタート

持ち帰って来た直後の餌やりは避けて、飼育スタート後、3~4日後を目処に少しずつ始めます。

一度に与え過ぎると負担が多きい為、金魚の状態を見ながら量の調整を行いましょう。

水の交換

餌を与え始めると水質の悪化が進むため、定期的な水の交換が必要になります。初期は2~3日ごと、その後は1~2週間に一度が目安です。

飼育環境の改善

飼育を続けるうちに、より良い環境を整えるために水槽やろ過フィルター、装飾用の素材などを揃えると良いでしょう。これらは金魚の快適な生活環境を作り出すために役立ちます。

金魚すくいの金魚の寿命は短い?

よく「金魚すくいで得た金魚はすぐに亡くなる」と聞きますが、実際には金魚すくいの金魚が特別に寿命が短いわけではありません。

しかし、ペットショップで購入した金魚と比較すると、難易度が高い部分はあります。これは、金魚すくいで使用される金魚の種類やその年齢、そして飼育環境が大きく関わっています。

これらを説明する為に、まずは金魚すくいで一般的に使用される金魚の品種について説明しましょう。
金魚すくいで主に見られるのは「和金」で、これは金魚の中でも比較的強健で、大きく成長することで知られています。

その他にも、「出目金」や「琉金」がよく見られ、これらも飼いやすく初心者にもおすすめの品種です。
金魚すくいで得た金魚が飼育用ではないと言われることがありますが、これは誤解です。

金魚には飼育用と非飼育用の区分けは存在せず、実際には金魚すくいの金魚も育てることができます。ただし、金魚のランク分けによって流通の過程で品評会やペットショップ向けに選ばれる高ランクの個体と、金魚すくい用になる低ランクの個体に分かれます。

低ランクとされるこれらの金魚でも、適切な環境と丁寧な育て方をすれば、健康的に長生きすることが可能です。
金魚すくいでとった金魚の寿命が短いとされる要因は、使用される金魚が幼魚であるためです。縁日で使われる金魚は生後数ヶ月の幼魚が多く、まだ十分な体力がないため、環境の変化に敏感で弱ってしまうことがあります。また、金魚すくいが行われる環境も、必ずしも適切な環境ではない場合もあり、水質の悪化などによるストレスが影響しています。

金魚すくいで元気で長生きする可能性の高い金魚を選ぶポイントは、イベント開始直後の清潔な水の中から、より大きく元気な個体を選ぶことが重要です。
飼育設備の準備不足も金魚の弱さの一因です。金魚すくいをして予定外に家に持って帰ると、適切な飼育環境が整っていないため、不幸な結果を招くことがあります。

金魚すくいでとった金魚も、適切な環境を早めに準備して、適切なケアを施すことで、健康に育てることが可能です。

良い金魚すくい店を見つけるには?

金魚すくいをする際、質の良い金魚を提供するお店を見分けることが重要です。ここでは、どのように質の良い金魚すくいのお店を選ぶかについて、以下のポイントを紹介します。

金魚すくいが行われる場所と価格設定

金魚すくいは、地方のお祭りやイベントはもちろん、最近では道の駅などでも見かけるようになりました。

一般的には、1回300円から500円で挑戦でき、成功すれば金魚を持ち帰ることができます。店舗によっては、成功しなかった場合でも多少は金魚をプレゼントするなど、様々なルールがありますので、参加前にチェックすることが大切です。

金魚養殖が活発な地域のお店がオススメ

金魚養殖が盛んな地域のお店では、質の良い金魚を安定供給している場合が多いです。

養殖場が直接運営しているお店や、少々価格が高めでも特別な品種を取り扱うお店も存在します。こういったお店は、金魚に関するお祭りや、地域密着型のイベントに出店することがあり、金魚愛好家には見逃せないチャンスです。

質の高い金魚すくい店の見分け方

金魚すくいのお店が複数ある場合、いくつかのポイントを比較することで、より良い金魚を見つけることができます。

取り扱う品種の多様性

お店に設置された水槽で泳ぐ金魚の品種を見てみましょう。

一般的には「和金」が多いですが、中には「出目金」や「琉金」、「朱文金」など、珍しい品種を見つけることができるかもしれません。

多様な品種を扱うお店は、信頼できる仕入れ先から質の高い金魚を仕入れている可能性があります。

水槽の水量と清潔さ

お店にある水槽の水量とその清潔さもチェックポイントです。

水量が多ければ汚れが薄まり、金魚にとって快適な環境を提供できます。また、濁りのない清潔な水は、金魚が健康である証拠です。

水が濁っている水槽は、水質が悪く、金魚がストレスを感じやすい環境と言えるため、避けた方が良いでしょう。

金魚すくいにはコツがある?

金魚すくいは簡単そうに見えますが、実は成功へのコツがあります。ここでは、金魚すくいで上手に金魚をすくいあげるポイントをご紹介します。

適切なポイの選択

金魚すくいには定番ですが「ポイ」と呼ばれるあの道具を使用します。ポイには主に二つのタイプがあります。

  1. 紙製のポイ:プラスチック枠に紙が貼り付けられているもの
  2. モナカ製のポイ:網が和菓子のモナカでできているもの

現在は紙製のポイがよく使われており、紙の厚さによって耐久性が異なります。

紙の厚さは号数で表され、4号から7号が一般的です。号数が小さいほど紙は厚くなり、破れにくいです。

なお、モナカ製のポイは見た目は使いやすそうですが、水分を吸いやすくすぐにふやけるため、上手く金魚をすくのは中々難しいです^^;なので、紙製のポイの方が扱いやすく、成功率も高めです。

金魚すくいの成功のコツ

金魚すくいに挑戦する際は以下のステップで進めましょう。

  1. ポイの準備:ポイを受け取ったら、まず表裏を確認し、全体を均等に濡らします。これにより、ポイの耐久性が高まります。
  2. すくう範囲を決定:前もって金魚をすくう範囲を大まかに決めておき、その範囲の金魚をすくようにします。特に水槽の端や、暗く見えづらい所にいる金魚は狙い目です。
  3. 狙う金魚を決める:水面側にいる金魚や、動きが鈍い金魚はすくいやすいです。逆に活発に泳ぐ金魚や、重たい出目金や琉金は避けましょう。
  4. ポイの使い方:ポイを水につける場合は、紙が破れないように慎重に操作します。水面に対して平行に、ゆっくりと水中へと入れていきます。
  5. 金魚のすくい方:金魚の頭の方から静かに水平のまますくい上げます。水流を起こさないよう急な動きは避け、金魚がポイの上に乗った瞬間に上げます。

金魚の持ち帰り方

金魚を無事にすくい上げたら、ビニール袋に入れてもらい、あまり寄り道せずに家に持ち帰りましょう。

持ち運び中は、金魚にストレスを与えないように注意し、ビニール袋を優しく扱ってくださいね!

●まとめ

今回は、金魚の自宅での適切な飼育方法と、金魚すくいの際に役立つポイントをご紹介しました。金魚は、飼育開始から最初の2週間を乗り越えると、金魚が長生きする可能性は格段に高まります。

また、金魚すくいは、気軽に楽しめるプチイベントです。紹介したコツを活用すれば、初めての人でも成功することが可能ですので、挑戦してみてください^^

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