アボカドを切った後に。まだ固いことに気づいたときは困ってしまいますね＾＾；
切る前であれば熟するのを待てば良いだけでしたが、、、そこで今回は、アボカドを切った後でもすぐに柔らかくする方法や美味しいアボカドの見分け方についてまとめました。
アボカドが固いときはどうする？切った後でもすぐに柔らかくする方法
アボカドの固さが予想以上の場合、電子レンジを使用して柔らかくする方法がオススメです。
まず、アボカドを皮と種が残るように半分に切り分け、それを耐熱皿に置き、薄くラップをかけます。この状態で、600Wの電子レンジで1分程度加熱しましょう。
加熱後に取り出し、皮がスムーズに剥けるかを確認します。もし固さが残っていれば、追加で少しずつ加熱して調整してください。
なお、電子レンジで加熱したアボカドは、完全に熟した際の柔らかさにはならないものの、独特の食感を楽しむことができます。
注意点として、電子レンジでの加熱を過度に行うと、アボカドの風味や食感が劣化する可能性があるため、お気をつけください。
アボカドが固いときは食べても大丈夫？
アボカドに関して考えていると「固いアボカドは食べられるのか」という疑問が浮かびます。この問いに対しては、未熟で固いアボカドを食べること自体は可能です。
ただし、未熟で固いアボカドは青みが強く、食感も悪く、味はそれほど良くないというのが実際のところです。「固いアボカドを食べるとお腹が痛くなる」という話も聞かれますが、未熟なアボカドが直接的に腹痛や下痢を引き起こすことはまれですが、間接的な原因になることはあります。
一つの原因として、アボカドに含まれる食物繊維や不飽和脂肪酸が考えられます。食物繊維は便通を良くすることで知られ、不飽和脂肪酸も腸の動きを活性化する役割があります。これらは健康に良い成分ですが、過剰に摂取すると体に合わない場合には腹痛や下痢を起こすこともあります。
アボカドが固いときに柔らかくする方法
アボカドが固いときに柔らかくする方法について説明します。これらはアボカドの自然な特質を活かした熟成法で、家庭でも手軽に試せるものです。以下の方法を試してみてください＾＾
リンゴやバナナを使用した熟成法
リンゴやバナナは、エチレンガスを放出して植物の成長を助けます。アボカドを、リンゴやバナナと同じ袋に入れて密封し、日光が直接当たらない室内で保管します。
そうすることで、リンゴやバナナが発するエチレンガスで追熟が加速されます。毎日状態をチェックし、望む柔らかさになるまで続けましょう。
アルミホイルや新聞紙で包む
アボカド自体がエチレンガスを発するため、アルミホイルや新聞紙で包むと、エチレンガスの効果で追熟が早まります。リンゴやバナナが手元にない場合には、この方法がオススメです。
アボカドを熟させ過ぎないようにもできる？
冷蔵庫にアボカドを入れた場合、それ以上の熟成は期待できません。
食べごろになったアボカドは、室温での保管よりも、プラスチック袋に入れて冷蔵庫での保存がお勧めします。熟れきったアボカドは、冷蔵庫内で3～４日程度新鮮さを保持します。なお、切ってしまったアボカドの場合は、冷蔵庫での保存期間は大体１～2日が目安となります。
アボカドがいつまでも固い場合は保管方法を見直しましょう
購入したアボカドが固い状態が続く場合、保存方法を見直すことが重要です。
一般的にアボカドは常温での保管が適しており、冷蔵庫での保存は固さを維持する原因となることが多いです。
アボカドは暖かい気候で育つ植物であり、低温環境は苦手です。追熟を助けるためには、冷蔵庫から出して室温で保管することが推奨されます。
しかし、冷蔵庫からすぐに室温に移すと温度差で皮に水滴が生じ、これが劣化やカビの原因になることがあります。冷蔵庫から出したアボカドは、水滴を定期的に拭き取るか、新聞紙やアルミホイルで包むと良いでしょう。
冷蔵庫での保存による低温障害の可能性もあります。アボカドの理想的な保存温度は5度以上とされており、それより低い温度で保管すると低温障害を引き起こすことがあります。低温障害を受けたアボカドは、果肉に黒い点や筋が出現し、食感が劣化します。食べられなくなるわけではありませんが、味は落ちてしまいます。
美味しいアボカドの見分け方
アボカドを選ぶ際、美味しいアボカドの見分け方にいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。未熟なアボカドは固く、青臭さが特徴ですが、逆に熟れすぎると果肉が黒くなって味が悪くなります。アボカドの最適な食べ頃を判断するためには、「色」「触感」「見た目」が重要な指標になります。
深い緑色で所々黒ずんでいるものを選ぶ
品質の良いアボカドは、一般的に深い緑色で、所々黒ずんでいます。未熟なアボカドは明るい緑色ですが、熟してくると色が濃くなり、完全に熟すと黒色に近づきます。完全に熟れすぎると皮が真っ黒になり、風味が落ちてしまうため、その前に食べるのが適切です。
なお、その日のうちに食べる予定なら、黒ずんでいるものを選ぶとよいでしょう。
程よく弾力があるものを選ぶ
アボカドを軽く押してみて、程よい弾力がある場合、それは適切な熟度で食べ頃を迎えている証拠です。未熟なアボカドは固くて変形しないものが多く、熟成が進むと柔らかさが増してきます。ただし、過度に柔らかいものは過熟しており、果肉が黒く変色している可能性が高いので、そうしたアボカドは避けたほうが良いです。
なお、押して確かめるのは、自宅で保管しているアボカドに限って行ってください。くれぐれも購入前のアボカドでは行わないでください＾＾；
シワがないかを確認する
熟れるにつれてアボカド内の水分が減少し、皮にシワが現れます。シワが目立つアボカドは熟れ過ぎている可能性があるため、ツヤがあり張りのあるアボカドを選びましょう。
まとめ
アボカドは、その独特な食感と豊かな味わいが楽しめます。
もし、固いアボカドにあたってしまった場合は、電子レンジを使った加熱や、リンゴやバナナを用いた追熟法、さらにはアルミホイルや新聞紙で包む方法などが挙げられます。これらの方法を使えば、固いアボカドも柔らかくして、その美味しさを楽しむことができます。
一方で、アボカドを選ぶ際には、色、触感、見た目に注目することが大切です。深い緑色で所々黒ずんでいるアボカドや、程よい弾力があるものを選ぶようにしましょう＾＾
