生ラーメンを別茹でしないで、美味しく作ることは可能でしょうか?
一般的なインスタント麺のように、すべてを一つの鍋で簡単に作りたいと思うのは当然のことですが、生ラーメンをインスタント麺と同じように茹でるのは避けた方が良いようです。
今回、生ラーメンは別茹でしないでも良いのかや、オススメの茹で方についてまとめました^^
生ラーメンを別茹でしないのはオススメできません!
「生ラーメンを調理する際、一般的なインスタント麺のように、お湯で茹でた後にそのままスープの素を加える方法は、実はおすすめできません。その理由は、生ラーメンの茹で汁には、味や食感に影響を与える要素が含まれているからです。
生ラーメンは通常、かん水と呼ばれる食品添加物を使用して製造されており、これが茹で汁に溶け出してしまいます。かん水は麺のコシを強くし、色を黄色っぽくする効果がありますが、茹で汁がかん水で濁り、スープの風味を損なう恐れがあります。
加えて、麺の表面には小麦粉が付着しているため、茹で汁は粉っぽくなりがちで、この汁でスープを作ると、ぬるぬるした食感のラーメンになる可能性があります。
なので、生ラーメンを美味しく食べるには、茹で汁とは別でにごりなどが無いお湯を使用してスープを作ることをおすすめします。
確かに、別でお湯を用意する方法では、少し手間が増えますが、その分、スープの風味を損なわず、ラーメン本来の美味しさを存分に楽しむことができるでしょう^^
生ラーメンの美味しい茹で方
生ラーメンを美味しく食べるためには、以下のポイントを押さえた茹で方がおすすめです。
- たっぷりのお湯を用意する
- 生ラーメンを茹でる前の下準備
- 大きめの鍋を用意する
- 吹きこぼれへの対応
それぞれみていきましょう。
たっぷりのお湯を用意する
生ラーメンを茹でる際は、十分な量の湯を使用することが重要です。
麺の重さの10~15倍のお湯を使い茹でるのがオススメです。
生ラーメンを茹でる前の下準備
生ラーメンを茹でる前に、袋から取り出しで、軽く手でほぐしておきましょう。
これにより、麺の表面に付着している余分な粉を落とすことができます。
大きめの鍋を用意する
生ラーメンを茹でるためには、大きめの鍋を使用するのが良いでしょう。鍋の中で麺が十分に広がり、自由に動かせるサイズが最適です。
なお、一度に多くの麺を茹でると、麺同士が絡まる可能性があるため、一玉ずつ茹でるのが良いでしょう。
吹きこぼれへの対応
生ラーメンを茹でている途中で吹きこぼれることがあります。その場合、冷水などを加えることは避けましょう。
冷水を加えると、湯の温度が下がり、麺が均等に茹でられなくなる恐れがあります。
吹きこぼれそうになった場合は、火の加減を調整して対処すると良いでしょう。
鍋のシメに生ラーメンを使う場合のポイント
寒い季節になると鍋のシメに生ラーメンを使う場合もあることでしょう^^
鍋のシメに生ラーメンを使う場合のポイントは、生麺をそのままスープに入れるのではなく、「下茹で」を行うことが重要です。
少し手間がかかるかもしれませんが、美味しいラーメンを作るためなので、もうひと踏ん張りです^^
生ラーメンを使用した鍋の締めラーメンの作り方
- 大きめの鍋に水を入れ、沸騰させます。
- 沸騰したお湯に生ラーメンを入れ、指定の時間茹でます。この際、麺が伸びすぎないよう少し硬めに茹でるのがコツです。
- 茹で上がった麺をざるに移し、冷水で洗い流し、ヌメリを取る。
- 鍋のスープに茹でた麺を入れ、再度沸騰させる。
- お好みの具材を加えて完成です!
なお、スープの味に合わせて、鶏ガラスープやごま油、豆板醤、酢などの各種調味料をお好みで加えると、さらに美味しくなります^^
こうすることで、鍋のスープの味が変わることなく、美味しい締めラーメンを楽しむことができます。
また、生麺を使わずに、専用の鍋用ラーメンを選ぶことも一つの方法です。乾燥麺や半生麺など、さまざまな種類があり、下茹での手間を省けます。
まとめ
生ラーメンは別茹でしないでもよいのかについてまとめました。
生ラーメンを別に茹でる方法は、美味しく仕上げるためには重要です。生ラーメンに含まれるかん水や麺の表面の小麦粉が、茹で汁に溶け出してスープの風味を損なうため、これを防ぐためには、茹で汁とは別の新たなお湯でスープを作ることをお勧めします。こうする事により、麺本来の美味しさを引き出すことができるでしょう^^
なお、生ラーメンの茹で方にはいくつかポイントがあります。
たっぷりのお湯を用意し、生ラーメンを茹でる前には麺をほぐし、余分な粉を落とします。
また、大きめの鍋を使用し、吹きこぼれには冷水を加えずに火加減を調整するのがコツです。
他にも、鍋のシメとして生ラーメンを使う場合でも、同じく「下茹で」がポイントとなります。
少し手間はかかりますが、その分、鍋のスープの味が変わらずに、美味しい締めラーメンが楽しめます。このように、茹で方に工夫を加えることで、一層美味しいラーメンが楽しめるでしょう^^