これまで枝豆とグリーンピースは似ていると感じたことがあるかもしれませんが、違いはあるのでしょうか?それとも実は同じものなのでしょうか?
枝豆とグリーンピースは見た目が似ていることから混同されがちですが、実はそれぞれに独特の特徴と栄養価があります。今回は、枝豆とグリーンピースの違いや、グリーンピースは他の食材と実は同じものという豆知識をご紹介したいと思います^^
枝豆とグリーンピースの違いは?
まず、枝豆とグリーンピースは違うもので、それぞれが独自の段階で収穫される農産物です。
枝豆は未成熟な大豆で、青々としたさやに包まれた状態で収穫されます。一般には、この未成熟な大豆を塩水で茹でて食べることが多く、伝統的には枝がついたまま茹でられることからその名が付けられました。
塩茹でした枝豆は、人気がありますし、枝豆を用いた料理など多様な料理に応用されています。
近年では、加熱後に冷凍保存された枝豆も市場で見かけるようになり、国外では「Edamame」としての認知も高まっています。
一方、グリーンピースは未成熟なエンドウ豆の実を指します。主に冷凍や缶詰として加工され、市場に出回っています。
枝豆と異なり、グリーンピースは主に料理の彩りや具材として使用され、シュウマイ、ピラフ、カツ丼などの料理で見ることができます。
さらに、グリンピースを甘く煮て作るうぐいす豆は、和菓子作りの材料やお弁当の彩りとしても利用されますね。
グリーンピースとえんどう豆が同じもの!
実は、グリーンピースとえんどう豆が同じものなんです。
「えんどう豆」という言葉を耳にすると、具体的なイメージを描きにくいかもしれません。しかし、「グリーンピース」という名前を聞けば、多くの方がチキンライスやドライカレーの鮮やかな装飾、またはシュウマイの頂点を飾る緑のアクセントを思い浮かべるでしょう。
また、にんじんやコーンと組み合わせた「ミックスベジタブル」の一部として、グリーンピースは、私たちの食生活に深く根ざしていますね^^
「グリーンピース」と「えんどう豆」は、同じ野菜の異なる成熟段階を指す名称です。
収穫の時期が早く、まだ未熟な状態のものが「グリーンピース」、完全に成熟してから収穫されるものが「えんどう豆」と分類されます。
さらに、グリーンピースよりも早い段階で収穫された、さらに未熟なものは「さやえんどう」と呼ばれ、莢(さや)も含めて食べることが可能です。
えんどう豆は和菓子作りに使用される
和菓子に用いられる材料として、あんみつやみつ豆に含まれる黒っぽい(赤褐色の)豆を見たことがないでしょうか?この豆は「えんどう豆」の一種です。一般に私たちが知るグリーンピースとは異なり、これは「アカエンドウ」と呼ばれる特定の種類のえんどう豆で、和菓子製造に頻繁に使用されるものです。
「アカエンドウ」は、グリーンピースを生み出す「アオエンドウ」とは異なる品種であり、豆大福や豆もちなど、多くの伝統的な和菓子に欠かせない成分として活躍しています。
「グリーンピース(えんどう豆)が和菓子作りに使われている」という事実は、なんだか不思議な感じがするのは私だけでしょうか?笑
まとめ
枝豆とグリーンピース、見た目の似た二つの食材が実はそれぞれ異なる特徴と役割を持っていることが分かりました^^
枝豆が未成熟な大豆であること、そしてグリーンピースが未成熟なエンドウ豆の実であること、この基本的な違いは、それぞれが独特の味わいや彩りに関わってきます。
枝豆は塩茹ですることでその鮮やかな緑色を楽しむことができます。
一方、グリーンピースは、シュウマイや、チキンライスやドライカレーなどの料理に欠かせない存在となっています。
また、グリーンピースとえんどう豆が同じ野菜の異なる成熟段階を指すこと、さらには、和菓子作りに用いられるアカエンドウと関係していることなども分かりました。
今度、枝豆やグリーンピースを手に取ったときは、その違いや特徴を思い出してみてください。きっと、これまでとは違った味わいや楽しみ方が見えてくるはずです^^