雛人形を飾った後、多くの人が気になるのが片付ける時期です。
片付けが遅れると婚期を逃す!なんていいますよね。
これって本当なんでしょうか?
毎年行われる行事でも、きちんと知らないことって多いのです。
そこで、安心して雛人形を飾ったり片付けたりできるように、
片付ける正しい時期や決まり事などご紹介します^^
■雛人形の片付け時期は、、、
雛人形の片付ける時期は、ひな祭りの時期にあたる3月3日が終わるとすぐ、
というのが一般的です。(ただし、地域によっては旧暦である4月3日がひな祭りのところもあるのでしっかり確認をしておきましょう)
そして、雛人形を片付けるにあたってよく心配されることが、
「夜でもいいのか?」また「片付けが遅れると婚期を逃すと言われるが本当なのか?」
ということです。
そして、どちらの答えも「NO!」です。
夜に爪を切ってはいけない、夜に口笛を吹いてはいけない、
などの迷信があるように、雛人形の片付けも夜はよくないと考えられています。
とはいっても絶対にしてはいけないわけではないので、
そこまで気にする必要はないかもしれませんね。
それよりも気にするべきは湿気です。湿気は人形にとっての大敵です。
なによりもカラッと晴れた日に片付けるように気を付けましょう。
そういう意味では夜よりも日中の方が適していますね。
また、片付けが遅れると婚期を逃すというのも迷信で、本当ではありません。
ただ、こういった言い伝えには理由があるものです。
1.人形は娘の厄を引き受けてくれるもので、
いつまでも身近に置いていてはいけない。
2.片付けが遅い=片付けられない嫁と見られないようにするため。
3.雛人形は結婚を象徴するので、
早く片付く=早くお嫁に行くという縁起担ぎ。
どれも娘を想う親心が見られますね^^
なので、片付けが遅れると婚期を逃すというのは本当ではありませんが、
早く片付けるに越したことはないと思いますよ。
■雛人形の片付け方のポイント
雛人形は一度片付けると次に出すのは1年後の上、
人形は傷みやすいので片付けるときには注意が必要です。
そこで、雛人形の片付け方のポイントをまとめてみました。
1. ほこりを落とす。
まず、人形や飾りについた埃をはらいます。
このとき手ではたくのではなく、柔らかい羽毛を使うように注意しましょう。
2.手袋を使用する。
小さな装飾品を片付ける直接手で触らず、手袋をして装飾品を外します。
外した装飾品は和紙に包んだりビニールに入れたりして、
分かりやすいように保管するといいでしょう。
3.人形を包む。
人形を包む埃がかぶらないように人形の顔と胴体を包みます。
ティッシュペーパーを使ってふんわり包むといいですね。
4.紙を詰める。
箱にしまう柔らかい紙を丸めて箱に入れ、
人形が中で動いて傷つかないようにします。
入れすぎて圧迫しないように調整しましょう。
5.防虫剤を使用する。
保管する防虫剤を入れて、湿気が少なく直射日光の当たらない場所に保管します。
■まとめ
雛人形を片付ける時期は3月3日の後、また地域によっては4月3日の後です。
人形が湿気ないように夜はできるだけ避け、カラッと晴れた日中に行います。
そして、片付けが遅れると婚期を逃すというのはただの迷信で、
気にする必要はありませんが、
ひな祭りが終わるとすぐに片付ける方がいいでしょう。
また、片付ける際のポイントは順番に、
ほこりを落とす、装飾品を片付ける、人形を包む、箱にしまう、保管する、です。
数が多いと大変な作業ですが、
毎年きれいに飾れるようにきちんと片付けることが大切ですね^^
こちらもどうぞ^^