ゆで卵を、レンジで温め直したいと思ったことがあるでしょう。
ですが、やはり心配なのは温め直しによって卵が爆発することのリスクですね。
そこで今回は、実際にレンジでゆで卵を温め直した際に爆発するのかや、ゆで卵を温めたいときのための効果的な方法をまとめました^^
ゆで卵をレンジで温め直したら爆発する?
ゆで卵をレンジで温め直したら爆発する危険性があり、オススメは出来ません^^;
ゆで卵はその構造上、繊細でありつつも頑丈な特性を持ち合わせています。
しかし、電子レンジによるゆで卵の加熱は、トラブルの原因となることもあります。
電子レンジでゆで卵を温めた場合、2つの現象が発生します。
初めに、加熱により卵白のタンパク質が水分を放出し始め、その結果、卵が硬くなり、内部の水蒸気が外に抜ける通路が塞がれてしまいます。
そして蒸気が内部に閉じ込められた卵は、予兆もなく爆発し、その破片は電子レンジ内に散乱します、、、。
更に、取り出した後に爆発してしまうと、キッチンや自身に卵が撒き散らされる恐れもあります。
これは、ゆで卵の殻を取り除いた状態でも危険性は同じです。卵の内部に含まれる水分が加熱によって膨張し、最終的には爆発するリスクは変わりません。
なので、ゆで卵をレンジで温め直すのは避けた方が良いと言えます。
ゆで卵をレンジを使わずに温め直す方法
ゆで卵をレンジを使わずに温め直す方法があります。
それは、湯せんして温める方法です。
カップ一杯分のお湯に卵を入れ、5分から10分放置します。
この方法は、半熟卵を温めるのにもオススメです。
卵を1個だけ温めるのも良いですし、容器を大きめにして複数個同時に温めることもできます。
やり方としては、耐熱性のマグカップやボウル、計量カップに40℃から48℃のお湯を入れます。
卵の数にもよりますが、大体5分から10分程度で、熱が卵の各層を通過し中心まで届き、ゆっくりと温かくなります。
ゆで卵が殻付きであっても、または剥いてあっても大丈夫ですが、殻があるとさらに層が増えるため、少し長めに時間をとると良いでしょう。
この方法なら、白身が硬くなったり、黄身が過熱したりすることなく、温め直すことができます。
なお、湯せんに使うお湯は、沸騰した熱湯は使用しないでください。卵白が加熱されてしまう可能性があるからです。
どうしてもゆで卵をレンジで温めたいとき
どうしてもゆで卵をレンジで温めたいときは、爆発の危険性を無くすことはできないにしても、危険性を下げる方法を紹介します。
注意点として、どんなに工夫を凝らしても100%爆発を防げるわけではないため、その点はご理解ください。
爪楊枝でゆで卵の所々に穴をあける
爪楊枝や竹串を使い、ゆで卵には5箇所程度穴を開けます。
これにより、ゆで卵内部に蓄積された蒸気が外に逃げやすくなり、爆発の可能性を低減します。見た目が穴だらけになることを気にしなければ、試す価値ありです。
ポイントとしては、できる限り大きな穴を開ける、または穴の数を増やすことで、より爆発しにくくなります。
黄身まで届く深さで穴をあけると良いでしょう。
ゆで卵を半分にする
ゆで卵の殻を剥いた後、卵を半分に切り分けます。
この方法では、白身と黄身の間に水蒸気がたまりにくく、爆発しにくくなります。
しかし、半分に切ったとしても、水分の蒸発により黄身が爆発する可能性はあるため、注意が必要です。
レンジの解凍モードで低温加熱する
600ワットや700ワットの温度設定で一気に加熱すると、内部の温度が急激に上昇し、爆発の危険性が高まります。
電子レンジに解凍モードがあるのであれば、耐熱性の容器に入れた殻を剥いたゆで卵を、電子レンジの解凍モードで加熱します。
解凍モードなら、内部まで均一にゆっくりと温められるので、爆発するリスクが低減されます。
解凍機能がついているレンジをお持ちの方は、是非この方法をお試しください。
まとめ
ゆで卵を電子レンジで温め直す際には、爆発するというリスクが伴うため、基本的にはオススメ出来ません。
安全かつ確実にゆで卵を温める方法として、湯せんを用いる方法があります。
この方法であれば、ゆで卵に直接火を通すことなく、優しく均等に温めることが可能です。
しかし、どうしても電子レンジを使用してゆで卵を温めたい場合には、いくつか方法があります。
爪楊枝でゆで卵に穴を開ける、またはゆで卵を半分にすることで、内部に蒸気が溜まり爆発するリスクを軽減することができます。
いずれの方法を選択するにせよ、ゆで卵を温める際には慎重に行い、安全を最優先にしてください。