ゆで卵をお湯から作る場合、時間の目安はどれぐらいでしょうか?
沸騰してから卵を鍋にいれるので、常温の水から作る場合と異なるのは、勿論ですが、どれくらいの時間加熱すれば理想の状態を実現できるのか気になりますね。
そこで、今回は、ゆで卵をお湯から作る場合の時間の目安や、失敗しないコツまでまとめました。
美味しいゆで卵を作る参考にしてください^^
ゆで卵を作る時間はお湯からだとどれぐらい?
ゆで卵の茹で時間はお湯から作る場合の目安は、希望の仕上がりによって異なってきます。
下記を参考に、お好みのゆで卵を作ってみてください。
常温の水から作る場合より、時間の計算がしやすいことが実感できると思います^^
茹で時間 | 仕上がり状態(目安) |
6分~7分 | 割ったときに黄身がこぼれ出る半熟 |
8分 | 黄身が固まりはじめた半熟 |
9分 | 黄身・白身共にしっとり状態 |
10~11分 | 全体的に白く固くなりはじめの状態 |
12分~ | 固ゆでの状態 |
ゆで卵をお湯から作る場合のメリット
通常、ゆで卵を作る際には常温の水から始めることが一般的ですが、沸騰したお湯を使用しても、同様に調理が可能です。
常温の水を使う方法では、使用する鍋のサイズや水の量に応じて、水が沸騰してから茹で始めるので、タイムラグが生じやすいです。
一方で、既に沸騰しているお湯に卵を投入し茹で始める方法を採用することで、加熱の時間を均一に保つことができ、結果として一貫した食感のゆで卵を作ることができます。
失敗知らず!?ゆで卵をお湯から作る場合のコツ
ゆで卵をお湯から作る場合のコツを押さえましょう。
お玉を使って静かに入れる
沸騰済みのお湯へ冷蔵庫から出した直後の卵を加える時、卵の割れを防ぐため、お玉を使って慎重に投入するようにしましょう。
なお、急激な温度変化は卵を割れやすくさせるため、卵が鍋に直接触れないように気をつけてくださいね。
冷蔵庫から取り出したばかりの卵を使用する
卵を茹でる際は、室温で温め直さず、冷蔵庫から出した直後のものを利用しましょう。
外の気温に影響されることなく、冷蔵庫内の安定した温度を活用することで、茹で時間の見積もりが容易になります。
卵には細かな穴を開ける
茹でる前に卵に小さな穴をあける、または軽くひびを入れると良いです。
穴を開ける際は、卵のより丸みを帯びた側に行うと、茹でている間に白身が外に出るのを防ぎ、殻を剥きやすくなる利点があります。
軽くかき混ぜながら茹でる
茹で卵を切った際、黄身が偏っていることはありませんか?
黄身を中心に保つためには、茹でている途中で軽くかき混ぜたり、卵を回転させたりすると良いでしょう。
これにより、黄身が移動しながら固まり、中心に位置する美しい茹で卵ができあがります。
茹で上がった卵は冷水で冷ます
茹で終えた卵はすぐに冷水に浸しましょう。
これにより、卵の殻と中身の間に水が入り込み、殻を剥きやすくする効果があります。
また、余熱による黄身の過剰な加熱を防ぎ、希望通りの硬さを実現できます。
水中で殻を剥く
卵の殻を剥く際は、水中または流水の下で行うと良いでしょう。
水中で軽くひびを入れてから殻を剥くと、白身と薄皮の間に水が入り込み、滑らかに剥けます。
一度に剥こうとせず、少しずつ慎重に剥きましょう。
ゆで卵を常温の水から作る場合のメリット
ゆで卵をお湯から作る場合のメリットやポイントを紹介してきましたが、ゆで卵を常温の水から作る場合のメリットも紹介したいと思います。
常温の水からゆで卵を作り始めると、卵と水の初期温度が近いため、卵の殻がひび割れにくくなります。
特に、冷蔵庫から直接取り出した冷たい卵を使用する場合には、水から加熱を始めることで、殻の破損のリスクを減らすことができます。
お湯へ卵を直接入れる際には、鍋の底との衝突が殻の割れにつながりがちですが、先に卵を鍋に入れてから水を加え、その後に加熱を開始することで、この問題を避けられます。
また、卵の黄身についても、常温の水からゆっくりと均等に熱が加わることで、黄身の色味が均一に保たれ、断面が美しいゆで卵が作りやすいです。
見た目が綺麗なゆで卵を目指す場合や、黄身のとろりとした食感を重視する場合には、水からの調理が良いかもしれません。
黄身の食感や完成時の色合いにこだわる場合、調理方法を使い分けることが効果的です。
ゆで卵をお湯から作るのか、または水から作るのかは、両方試してみて御自身に合った方を選択すると良いでしょう^^
ゆで卵の調理時間は水から作るときはどうなる?
ゆで卵の調理時間について、水から作る場合の目安を紹介します。
使用する鍋のサイズや水の分量によって調整が必要ですが、これらを目安に試してみてください。
- 準備段階
卵を室温に戻して鍋に入れた後、卵が隠れるほどの水を加えて中火で加熱します。このとき、黄身を中央に保つために、菜箸で軽く混ぜましょう。
半熟ゆで卵にしたい場合
沸騰に達した後は火を弱め、さらに5分間続けて加熱します。全体の加熱時間が8~10分で、中の黄身がとろりとした食感の半熟卵が完成します。
ゆるやかに固まったゆで卵にしたい場合
沸騰後、火を弱めてから7分間加熱し続けると、加熱時間全体で10~12分になり、黄身がゆるやかに固まるゆで卵ができあがります。
しっかり目のゆで卵にしたい場合
沸騰したら弱火に切り替えて10分間加熱すると、総加熱時間が13~15分となり、白身も黄身も完全に固まったゆで卵が仕上がります。
まとめ
お湯からゆで卵を作る方法について、そのコツや茹で時間の目安をご紹介してきました。
黄身がこぼれ出るような理想の半熟状態を求めるなら6分から7分、黄身と白身が共にしっとりとした状態を目指すなら9分がおすすめです^^
お湯からゆで卵を作るメリットは、加熱時間を均一に保つことができるため、毎回一貫した食感のゆで卵を作ることが可能になる点にあります。
成功のコツは、鍋に卵を静かに入れること、そして冷蔵庫から取り出したばかりの卵を使用することなどがあります。
これらのポイントを押さえることで、ゆで卵作りの失敗を減らし、自宅で簡単に美味しいゆで卵を楽しむことができるでしょう。
ゆで卵を作る際は、ぜひ試してみてください^^