クリスマスも終わり、次は慌しい年末がやってきますね。
個人的に、年末はクリスマス以上に気持ちが ワクワクしてちょっと浮かれ気分になってしまいます(笑
さて、毎年年越しの夜(大晦日)には、年越し蕎麦を食べていますか ?
やはり、毎年年越し蕎麦を食べるという人が多いと思いますが、年越し蕎麦を食べる時間帯や、食べる「そば」は人それぞれ微妙に違うようです。
それでは、年越し蕎麦は、いつどの時間帯に食べるべき、といった決まりはあるのでしょうか?また、なぜ年越し蕎麦を食べる習慣が、日本にはあるのでしょうか?世界には無いのでしょうか?調べてみました。
■年越し蕎麦を食べる時間の正解と、その由来
年越し蕎麦を食べるのは31日大晦日で、お昼に食べる家庭もあれば、夕飯に食べる家庭、夕飯後に食べる家庭等、時間帯には 必ずこの時間という決まりはないようです。
なお、年を越しながら食べるのは、災いを翌年に持ち込むことになるので縁起が悪い、と言われていますが、地域によっては 年を越してから食べる習慣があるところもあるようです。
また、元々年越し蕎麦は、日本蕎麦の細く長い特徴から、長生きできるようにとの願掛けや、蕎麦は歯切れが良い事から、今年の悪い運気を断ち切る意味を込めて食べられるようになったと言われています。
江戸時代には庶民の間にも「年越し蕎麦を食べる」習慣は定着していたようです。年越し蕎麦の習慣は、日本だけですが、世界では下記のようにそれぞれの地域によって年越しに合わせて下記の食べ物を食べる習慣があるようです。
スペイン→12粒のぶどう
ドイツ→酸っぱいキャベツの漬物
ポーランド→にしんの酢漬け
トルコ→ざくろ
イタリア→れんず豆とソーセージの煮込み
この事から分かるように、年越しは世界共通で特別な瞬間のようですね(^^
■年越し蕎麦の簡単人気レシピ
ここで、簡単に出来る年越し蕎麦の人気レシピをご紹介したいと思います。
クックパッドにある、『シンプル年越しそば』のレシピが、手間なく簡単に出来て美味しい年越し蕎麦を作れます。
なお、蕎麦を茹でる時は、大量の水に少なめに蕎麦を入れて、茹で時間は短め(生蕎麦~2分、乾蕎麦~4分以内)に茹でるのがポイントです。
水が少なすぎたり、蕎麦が多過ぎると固まりになってしまうので、気をつけましょう。
■年越し「蕎麦」じゃなくても良いのか?
ところで、年越し蕎麦は、必ず 日本蕎麦、 蕎麦にだし汁をかけたいわゆる『かけそば』じゃないといけないのでしょうか?
香川県などうどんが人気の地域では、年越し蕎麦より年越しうどんの方が人気ですし、年越し蕎麦ではなく、年越しざるそばで済ませる方もいます。
また、あまり日本蕎麦を食べる習慣のない沖縄では、麺が蕎麦粉ではなく、小麦粉で作られた『沖縄そば』を食べるのが一般的です。
ここまではそこまで違和感を感じませんが、年越し蕎麦を焼きそばや、ラーメン で済ませる人も少なくはないようです。
確かに、同じ麺類ですが、なんだか違和感を感じますね、、、苦笑
焼きそばは、そばという名がついてますが、イメージするのは、お祭りなどで見かける野菜がたっぷり入った、屋台の焼きそばです。
とりわけ、ラーメンは、発祥の地中国がすぐ浮かびます。名前もカタカナ表記なので、感覚的にも日本の習慣とミスマッチですね(^_^;)
年越し蕎麦は、必ず蕎麦でないといけない決まりがあるわけでないので、焼きそばでもラーメンでも、ダメではないようですが、蕎麦を愛している(?)人からすると、邪道にしか見えないようです。
今後、時代の変化によって、年越し焼きそばや、年越しラーメンの地位も認められる日が来るかもしれませんが、もう少し先の事になりそうです。
毎年大晦日に何気なく食べている 年越し蕎麦ですが それぞれの環境、好みによって、若干違いがありました。
一番支持されているのは、やはり『夕飯または夕飯の後、年を越し前に日本蕎麦を食べる』スタイルのようです。
けれども、必ずそれを守らないといけないわけではないので 、年越し焼きそば派の人も、年越しラーメン派の人も、好きな物で年越しをしてください笑