贈り物や貰い物で、そうめん(素麺)を頂く機会があります。
そうめんは茹で時間が短く済むので、使いやすいですが、大量に頂いた場合、未開封のまま放置してしまい、賞味期限切れさせてしまう事もあります。賞味期限切れから3年経過していたなんて事も、、、、^^;
また、「そうめんは古いほど美味しい!」という話しも聞いた事があるので、賞味期限を基準に考えた方が良いのか、それとも古いそうめんを好んで食べた方がいいのか、、、どっちが良いか分からなくなります。
そこで今回、そうめん(素麺)は、
- 賞味期限切れから3年しても未開封なら食べられるのか
- 「そうめんは古いほど美味しい」と言われている理由
を調べてみました^^
そうめん(素麺)は賞味期限切れ3年でも未開封なら食べられる?いつまで大丈夫?
そうめん(素麺)が、賞味期限切れから3年経過していた場合、そうめんをよくよく観察してみましょう。
観察してみて、カビや虫の発生がなければ、あくまで自己判断となりますが、食べても問題はないと思われます。
(参考)
半田そうめんの森脇製麺:賞味期限の切れたそうめん
株式会社池利HP:いつまで食べられる!?意外と知らないそうめんの賞味期限とは
そうめんは、乾燥を維持出来ていれば、品質を保てていると言われています。
そして、乾燥を維持できていたら、カビの発生はありません。
また、そうめん(素麺)に虫くいも無く、見た目も特に異常がなければ問題はないと言えるでしょう。
かなり前の調査で10年経過した乾麺が食べられる状態だった(参考:10年を経過した乾麺は食べられるか?木下製粉株式会社)という話しもあるので、未開封のそうめんは、賞味期限切れから、3ヶ月、半年、1年、2年、3年経過していても、保存状態が良ければ食べられる可能性はあるようです。
場合によっては、4年、5年、10年といった期間も許容範囲となるかもしれません。
言い換えると、そうめん(素麺)に設定されている賞味期限は、(各家庭でどのような保存をしているか把握できない為)あくまで生産者の立場として、メーカー側が設定した期限だと言えます。
「我が社のそうめんは5年持ちます」「うちは7年もちます」といって、売り出した場合のリスクが大きすぎますし^^;
以上のことから、「自己判断で」が前提となりますが、未開封のそうめんが賞味期限切れから3年経過していても絶対食べられないというわけではないという結論になりました。
そうめん(素麺)は賞味期限切れしてからが美味しい?
そうめんは「賞味期限切れした方が美味しい!」という意見を聞いた事があるかもしれません。
そう言われる理由は、そうめん(素麺)は冬~春にかけて生産され、梅雨を1回超えると新物。2回超えると古物(ひねもの)、3回超えると古古物(こひねもの)と呼ばれている事に関係します。古古物(こひねもの)は、新物に比べてコシが強くなり、美味しくなるからです。
ここで注意したいのですが、「そうめんは寝かせれば寝かせるほど美味しくなる」と、誤解しないようにしましょう。
梅雨を4回超えた場合の呼び名が無いことから分かるように、そうめんは賞味期限切れしてからが美味しい、というのは、誤った受け取りだと言えます。
つまり、「そうめんは生産されて3年後が1番美味しいのであって、賞味期限切れしてからが美味しいわけではない」という事になります。
そうめん(素麺)の正しい保存方法
そうめん(素麺)は、長期間保存が出来ますが「正しい」保存をすることで、いつでも美味しい状態で食べられるようにしたいですね。
1番は、風通しが良い場所や冷暗所で保管する事です。温度が一定にコントロールされている冷蔵庫がオススメです^^
逆に、下記のような場所での保管は避けましょう。
- 湿気が溜まる場所で保管しない
- 木箱に入っている場合は、木箱が周辺の湿気を吸収してしまうので、密閉容器に移す
- 直射日光が当たる場所を避ける
- 洗剤など匂いが強いものの近くに置かない
上記の場所は、たとえ賞味期限内でも、そうめんの品質を落とす可能性がある為、このような場所に保管されていたら、早めに移動しましょう。
まとめ
そうめん(素麺)が、賞味期限切れから3年経過していた場合でも、未開封で保存状態が良ければ、自己判断となりますが、食べても大丈夫だと言えます。
そうめんは、乾燥を保てていれば、そうめんの品質が保たれているからです。なお、乾燥を保てていても、虫が発生していたら、食べるのは避けた方が良いですが、そうでなければ、食べても特に問題はないでしょう。
そうめんは「賞味期限切れした方が美味しい!」という話しがありますが、生産されてから3回梅雨を超えると古古物(こひねもの)と呼ばれて、1番美味しい状態になります。
それが「そうめんは賞味期限切れしてからが美味しい」という謝った認識に繋がってしまった方がいるようですね。