赤ちゃんが6ヶ月になり、離乳食を始める時期に、何を食べさせれば良いのか、どのように進めていけば良いのか、不安は尽きませんね^^;
そこで今回は、
- 6ヶ月の赤ちゃんが離乳食で食べれるもの
- 離乳食で食べさせてはいけない食材や注意点
- 生後6ヶ月なのに離乳食を食べない時のポイント
- 離乳食を食べさせるときの進め方
- 離乳食を6ヶ月の赤ちゃんが食べる量
- 離乳食のあげすぎサイン
についてまとめました!
6ヶ月の赤ちゃんが離乳食で食べれるもの
赤ちゃんの初めての食事は、とろりとした滑らかなペースト状のものからスタートするのが適しています。
お粥をはじめとする柔らかい食べ物を微量から始めて、徐々に赤ちゃんの成長に合わせて段階的に量を増やしていきましょう。
初期段階では、主に炭水化物を含むものを提供し、赤ちゃんが食べ物に慣れてきたら、次第に野菜や果物を取り入れていきます。
そして、さらに進んで豆腐や魚、そして固ゆでの卵の黄身など、たんぱく質を豊富に含む食品を取り入れることで、栄養のバランスを整えていくことが重要です。
離乳食を開始してから1ヶ月が経過したら、赤ちゃんの食事を1日に2回に分けて提供するようにしましょう。
朝と昼に1回ずつを基本にし、それぞれの食事の間には最低4時間の間隔を空けることを心掛けてください。この食事間の適切なインターバルが、赤ちゃんが次の食事をしっかりと食べるための食欲を促すためには、非常に効果的です。
主食 | ・おかゆ ・じゃがいも |
野菜 | ・ニンジン ・大根 ・ブロッコリー ・ほうれん草 ・かぼちゃ ・キャベツ ・白菜 ・玉ねぎ |
果物 | ・りんご ・バナナ ・いちご ・スイカ ・みかん |
その他 | ・豆腐 ・ヨーグルト |
離乳食で食べさせてはいけない食材や注意点
赤ちゃんの離乳食で食べさせてはいけないものや注意が必要なものもあります。
下記に注意しましょう。
- はちみつ
- 牛乳
- 卵
- そば、ピーナッツ類
- 果汁
- もち、こんにゃくゼリーなど
- 衛生面
・はちみつ
乳児ボツリヌス症を防ぐため、1歳になるまでははちみつを与えないようにしましょう。
・牛乳
鉄欠乏性貧血を避けるため、牛乳は1歳以降に飲ませるようにしますが、離乳食に用い
る際は5か月頃から少しずつ加熱して使うことができます。
・卵
アレルギー反応を防ぐために、卵は加熱した黄身から取り入れるのが良いでしょう。
・そば、ピーナッツ類
そばやピーナッツなどアレルギー反応を引き起こしやすい食材には特に注意が必要です。
・果汁
適量を超えると本来必要な母乳やミルクの摂取量が減る恐れがあるため、便秘の時以外は少量にしましょう。
・もち、こんにゃくゼリーなど
誤嚥や窒息のリスクを伴う食品は3歳になるまで控えめにするのが良いでしょう。
・衛生面
赤ちゃんの免疫システムは未熟なので、調理前の手洗いや食材、調理器具の清潔さに気をつけましょう。
また、離乳食は保存が効きにくいため、作ったらすぐに与え、食べ残しは与えないようにします。その他、やけどを防ぐため、食事を赤ちゃんの体温と同じ程度に冷ましてから提供しましょう。
生後6ヶ月なのに離乳食を食べない時のポイントや進め方
生後6ヶ月なのに離乳食を食べないと悩む、ママ・パパもいるかもしれませんが、赤ちゃんが離乳食を始める段階では、「食べる行為」に慣れさせることが最も大切です。
上手くいかないことも多いですが、急がずにリラックスした心持ちで取り組んでください。
確かに生後6か月を目安に離乳食を開始することが一般的ですが、これはあくまで一つの目安に過ぎません。赤ちゃんの個々の成長に合わせて進めることが重要です。
月齢よりも、赤ちゃんが以下のような兆しを見せた時が、食事を始める適切なタイミングです。
- 首がしっかりと支えられるようになった
- 自ら寝返りを打てるようになった
- 助けなしで5秒以上座ることができる
- 食べ物への関心を持ち始める
- スプーンを口に運んでも、舌で押し返す行動が減少する
離乳食を食べさせるときの進め方
ママ・パパがリラックスした気分で離乳食を提供できる環境作りも大切です。赤ちゃんがご機嫌な時や、授乳の前に離乳食を与えることを心掛けましょう。
また、赤ちゃんが快適に食べられるような体勢にすることも重要です。抱っこする際は、背中を安全に少し後ろに傾けて、首やのどに負担がかからないようにします。
赤ちゃんが自分で口を開けるタイミングを見計らってからスプーンを口元に近づけること、親が美味しそうに食事する様子を見せることも、食べる楽しさを伝えるのに役立ちます。
離乳食を食べさせるときの進め方は以下がオススメです。
- スプーンを赤ちゃんの下唇に軽く触れさせ、自発的に口を開けるのを待ちます。
- スプーンを舌の上に平行に保ちながら差し出し、強く押し込まないように注意します。
- 赤ちゃんが食べ物を口に含んだら、スプーンを横にスライドさせてそっと取り出します。
離乳食を6ヶ月の赤ちゃんが食べる量はどれぐらい?あげすぎのサインは?
離乳食を、6ヶ月の赤ちゃんが食べる量は、それぞれ個人差があります。メインの他、栄養バランスを考えた、たんぱく質を含む食品や様々な野菜、いも類や果物、海藻類を含めた離乳食を用意して、赤ちゃんが自然と食べ終える量まで食べさせて問題ありません。
あくまで目安ですが、生後6ヶ月頃は大さじ3から4(約50~60グラム)を目安にし、7ヶ月から8ヶ月頃では大さじ6から8(約90~120グラム)を、そして9ヶ月から11ヶ月頃では大さじ9から10(約130~150グラム)を基準にします。
赤ちゃんが離乳食を食べ終わった後は、様子をみつつ、母乳やミルクをあげても良いでしょう。
離乳食6ヶ月の赤ちゃんへのあげすぎサイン
とはいっても、赤ちゃんへの離乳食のあげすぎサインが分かると安心ですね。離乳食をあげすぎることによってよく見られるサインは、以下のケースが多いです。
- 離乳食を食べた後に、赤ちゃんが不快な雰囲気だして、吐き出した
- 下痢または便秘になった
- 赤ちゃんの体重が基準値を超えて急激に増加した
上記が見られる時は、離乳食の量を見直し、減らすことを検討しましょう!
なお、赤ちゃんの食事量については、乳幼児身体発育曲線の活用・実践ガイド:国立保健医療科学院に沿って、赤ちゃんの体重が適切に増えているかを確認しても良いでしょう。赤ちゃんの体重増加が成長曲線に沿っており、一般的に健康的で、ほとんどの時間を快適に過ごしているようであれば、過度に心配することはないでしょう。
一方、もし体重の増加が見られなかったり、減少傾向にあったり、成長曲線から逸脱しているようであれば、かかりつけの病院に相談して、離乳食の進め方や母乳・ミルクの与え方についてもアドバイスを受けても良いかもしれません。
まとめ
6ヶ月の赤ちゃんの離乳食について、
- 6ヶ月の赤ちゃんが離乳食で食べれるもの
- 離乳食で食べさせてはいけない食材や注意点
- 生後6ヶ月なのに離乳食を食べない時のポイント
- 離乳食を食べさせるときの進め方
- 離乳食を6ヶ月の赤ちゃんが食べる量
- 離乳食のあげすぎサイン
を整理しました。
6ヶ月の赤ちゃんの離乳食は、滑らかなペースト状から始め、炭水化物を中心に徐々に野菜や果物、豆腐や魚を含むたんぱく質を取り入れます。
はちみつや生の卵、牛乳、アレルギーを引き起こしやすい食品は避け、衛生にも気をつけましょう。
食べる量は個人差があり、6ヶ月頃は大さじ3-4を目安にします。食べ過ぎのサインとしては不快な様子や消化不良が見られます。赤ちゃんが離乳食を食べない時は無理せず、食べる楽しさを伝えながら進め、成長曲線を参照して体重増加を確認しましょう。