なめこは料理に欠かせない食材の一つであり、その新鮮さは料理の味を大きく左右します。
しかし、なめこの賞味期限はわかりにくく、いつまで新鮮で食べられるのかが分からない場合もあるでしょう。そこで、なめこの鮮度を保つ秘訣や賞味期限の見極め方についてまとめました。
保存方法から劣化のサインまで、なめこを美味しく安全に楽しむためのポイントをご紹介します＾＾
なめこの賞味期限の見分け方
なめこの品質が落ちるサインとして、形状が崩れたり、特有の酸っぱいにおいがすることがあります。
その酸っぱさの背後には乳酸菌の活動があり、これが原因で風味が劣化し、味噌汁等に用いてもその酸味が残り、味わいを損ねます。
もし真空パック入りなめこの包装が膨らみ、中身が柔らかくなって動きが感じられる場合、それは品質が下がり始めている警告信号です。
また、下記のような場合は傷みが進んでいる可能性が高いです。
・傘や茎の外見が不揃いになっている
・粘り気が増している
・粘りの中に気泡が見られる
・黒く変色してきている
・酸っぱいにおいが強くなっている
傷んでいるなめこを食べることで体調を崩す恐れがあるため、避けた方が良いでしょう。
なめこに賞味期限は書いてない？
なめこに賞味期限の表示はなく、鮮度の見極めが必要になります。
新鮮ななめこは、カサが閉じており弾力性が感じられるものですが、真空パックされたなめこを選ぶ時は、空気が入っていない確かな真空状態のものを選択することが大切です。
賞味期限は、商品が最適な状態である期間を示し、開封前、指定された保存方法で保管された場合に限ります。
生鮮食品には賞味期限の表示義務がなく、なめこもこれに該当します。もしパックが膨らんで中のなめこが動き出したら、品質の劣化が始まっている可能性があります。
購入したなめこは、次のことがポイントになります。
・購入後は速やかに使用する
・適切に冷蔵保存すると、購入後3日から一週間は品質を保つことが可能
・使用は購入から1週間以内にするのがオススメ
なめこの取り扱いでは、水で洗い加熱することが基本ですが、洗った後の保存は避け、すぐに使うようにしてください。
また、なめこを加熱する際には、冷たい水から鍋に入れて加熱することで、風味を損なうことなく調理が可能です。
なお、株から取ったなめこは、真空パックではなく通常の袋に入っていることが多く、保存期間も購入後約3日が目安です。
保存期間を延ばしたい場合は、根元を切り取って洗浄した後に、冷凍保存が可能です。
なめこの適切な保存方法
なめこが最も良い状態を保つ温度範囲は0℃から5℃ですので、これを理由に冷蔵保存する際はチルド室がオススメです。
一般的に、なめこを含む野菜は野菜室に保管されがちですが、その温度帯が5℃から10℃と、なめこにはやや高めで、これが原因で品質の低下を招きやすくなります。
購入して野菜室に保管すると、3日程度で変質の兆候として酸っぱい匂いがする場合がありますので、その点に留意する必要があります。
保存時は、なめこを空気を排除した密閉容器やジップロックなどに入れることが望ましいです。
なお、未開封の真空パック入りなめこは、そのまま冷凍して保管することも一つの方法で、この場合の保管期間は大体1ヶ月程度とされています。
使用する時には、冷凍状態のまま水でサッと洗い流すか、味噌汁などに直接投入すると手間が省けます。
瓶や缶に詰められたなめこは、瓶詰めなら冷蔵で1年、缶詰なら室温で3年の保存が可能ですが、一度開封したら2〜3日内に使い切ると良いでしょう。
まとめ
なめこの鮮度と賞味期限の見分け方についてご紹介しましたが、酸っぱい匂いがする、粘り気が増している、または気泡が見られる場合は、なめこが傷んでいる可能性が高いです。
これらのサインを見逃さず、購入したなめこは鮮度が落ちる前に早めに使うことを心がけましょう。
また、保存する際には冷蔵庫のチルド室を利用することが、なめこの鮮度をより長く保つコツです。
このようにして、なめこの鮮度を見極め、適切に保存することで、いつでも新鮮な味を楽しむことができます。美味しいなめこを無駄にしないためにも、今回のポイントをぜひ日々の食生活に活かしてください＾＾
