冷凍食品は長期間保存が出来て、解凍するだけで食べられるので、ストック食材として冷凍庫に大量にいれている家庭も多いでしょう。しかし、ふと気づいた時に、賞味期限切れから半年経過していた、、なんて場面が結構あると思います^^;
このような場合に、あまりに長期の賞味期限切れなら、処分する事の方が多いはずですが、「半問ぐらいなら、、」と考える人も少なくないでしょう。
そこで今回は、冷凍庫食品の賞味期限切れについて、
- 食べられるかどうかを判断する3つのポイント
- 賞味期限設定に関する考え方
- 適切に管理するコツ
を、まとめました。
冷凍食品が賞味期限切れから半年過ぎてる時は3つのポイントを確認!
冷凍食品が賞味期限切れから半年過ぎてる時は、下記のポイントをまずはチェックします。ココをクリア出来ていれば、食べても支障はないでしょう。
- 冷凍庫内で18度以下で保管出来ていたか
- 未開封のままだったか
- 袋が膨張していないか
冷凍庫内で18度以下で保管出来ていたか
冷凍食品の保存は、冷凍保存になりますが、冷凍保存の想定温度は18度以下です。18度以下で保存が出来ていれば、賞味期限を過ぎていても、食べられる場合があります。逆に、18度以上で保存していた場合は、食べられなくなっている可能性があります。
なお「いやいや、冷凍庫で保管していたから、18度以下で保管していたよ!」と考えてしまいがちですが、冷凍庫のドアポケット側に入れていたり、頻繁に冷凍庫を開けてい場合は、18度以下での保存をキープ出来ていない場合もあります。
冷凍庫内のどこで保管していたのか、しっかりチェックしましょう!
未開封のままだったか
冷凍庫食品の賞味期限は、一般的には製造から1年前後で設定されている事が多いですが、これは未開封の状態での保管が前提になっています。
もし、賞味期限切れした冷凍食品は既に開封済みであれば、空気に触れているので、酸化が始まっています。それでも、食べられる可能性がゼロではありませんが、味や風味が劣化している場合があります。
未開封なのに冷凍食品の袋(外装)が膨張していないか
未開封の状態で、冷凍食品の外装の袋が膨張している場合は要注意です。何からの原因で冷凍食品内の食材が腐敗して、ガスが発生している可能性が高いからです。この状態になっている場合は、賞味期限が切れている・切れていないに関係なく、食べるのは避けた方が良いでしょう。
冷凍食品の賞味期限は絶対に食べてはダメという意味ではない
冷凍食品には賞味期限が設定されていますが、消費期限と違って、「賞味期限が過ぎたものは絶対に食べないでください」という意味ではありません。
あくまで「この期間内であれば、生産者(メーカー)として美味しく食べられる事を確認した期間」という期間です。なので、賞味期限切れ=廃棄すべき、とはなりません。
更に、賞味期限の設定にあたっては、農林水産省が示したガイドラインの安全係数が考慮されています。
この安全係数とは、各メーカーにて、賞味期限設定の為の試験をした際、試験結果よりも、多少短めに賞味期限を設定する、というものです。
なので、賞味期限が1年と設定されている場合、実際には1年よりもう少し長い期間、美味しく食べられるとう試験結果がでている、という意味です。
つまり、保存環境が適切であれば「賞味期限+α」の期間は食べても支障はない、という意味になりますね。
冷凍食品を冷凍庫内で上手に管理するコツ
本来であれば、冷凍食品は賞味期限切れさせてしまう前に、食べ切るのがベストです。
ですが、冷凍食品のメリットは、そのストック性(長期保管できる)がメリットなので、大量に買い溜めしがちです^^;
また、冷凍食品を冷凍庫内でパンパンにしておくと、冷凍食品の保管に適した18度以下での保存がキープしやすくなるのも事実です。
そこで、冷凍食品を冷凍庫内で上手に管理するのにオススメなのは、
「自分ルールを決めて冷凍食品を管理する事」です。
例えば、新しく買ってきた冷凍食品を、冷凍庫内の空いてるスペースに詰め込んではいませんか?
前に買った冷凍食品を奥に移動して、新しく買ってきた冷凍食品を手前に置いてませんか?
このような保管方法だと、以前購入した冷凍食品の存在を忘れてしまい、賞味期限切れさせてしまう可能性が高くなってしまいます^^;
なので、
- 新しく冷凍食品を買ってきた場合は、必ず冷凍庫の1番奥に入れて、前に購入したものを手前に寄せる
- 3ヶ月に1度は冷凍庫内の整理をする
- すぐに使用する冷凍食品、すぐには使用しない冷凍食品の置き場を分ける
等、無理なく実践できるマイルールを決めて、管理すると良いでしょう。
この方法であれば、賞味期限切れにより廃棄処分する冷凍食品を無くせるので、節約にもなりますね^^
まとめ
冷凍庫食品の賞味期限切れについて、
- 食べられるかどうかを判断する3つのポイント
- 賞味期限設定に関する考え方
- 適切に管理するコツ
をまとめました。
未開封で18度以下で保存出来ていたか、外装に異常は見られないかを、確認すると良いでしょう。
また、安全係数の考え方でも、賞味期限は少し短めに設定されているので、保存環境が適切であれば、賞味期限が半年過ぎた場合でも問題ないと言えます^^