レシピ通りにプリンを作ったのに失敗してしまった、、、
プリンの調理法には3種類ありますが、「焼く、蒸す、冷やし固める」それぞれ違いがあります。
今回はこれら3種類の各プリンについて、
- 各プリンの違い
- 蒸しプリン、冷やし固めるプリンの失敗とその原因
- 失敗したプリンのリメイク法
について書いてますので、さいごまでおつきあいよろしくお願いします^^
焼きプリン、蒸しプリン、冷やし固めるプリンの違いは?
お店でも焼きプリンという名称で定着していますが、正式には蒸し焼きプリンです。
焼くときにお湯をはったバットにプリンを並べてオーブンで焼くのですが、オーブンの火で焼き固めるというよりは蒸気で蒸し固めるのに近いからです。
オーブンの代わりに深鍋や蒸し器で作るレシピもたくさんあります。
深鍋や蒸し器で作ったプリンを蒸しプリンとよんでいます。
一方、冷やし固めるプリンは、ゼラチンを使って冷蔵庫で冷やし固めて作ります。
プッチンプリンみたいな滑らかなゼリーのようなプリンになります。
焼きプリンは蒸しプリンの仲間なので、蒸しプリンと、冷やし固めるプリンに分けて話を進めていきたいと思います^^
プリン作りで多い失敗する原因
蒸しプリンで多い失敗と原因
さあ、蒸し上がったかなぁーと思いワクワクしながらオーブンの扉を開けると、、、
表面にぶつぶつがたくさんできている。いわゆる『す』が入った状態です^^;
『す』が入る原因は、オーブンの温度と時間が大きく関係しているそうです。
深鍋や蒸し器で作る場合は、急速に加熱したり、時間が長くて蒸しすぎると、ぶつぶつができてしまいます。
また、卵を泡立てすぎると空気がたくさん入ってしまい『す』ができる原因となります。
ではここで、『す』の入らないオーブンを使った蒸し焼きプリンの作り方をご紹介します。
※プリン3個分の分量です。
◎材料 卵1個、卵黄1/2個、牛乳100cc、グラニュー糖40g弱
- 卵、卵黄、グラニュー糖をボウルに入れ泡立て、器で白身を切るようにまぜるのがポイントです。泡立て器でまぜすぎないように注意しましょう。
- 牛乳を鍋に入れ弱火にかけます。ふつふつと小さい泡が立ち始めたら火をとめます。
- 1に2を少しずつ加えていきます。やはり、混ぜすぎないようにしましょう。
- くちどけがなめらかになるように丁寧にこしきを使ってこし、ゆっくりと型に流し入れます。
- 天板→バット(型がすっぽり隠れるくらいの高さ)→型の順に重ね、60℃くらいのお湯を型の8分目あたりまで注ぎます。
- 乾燥をふせぐために型にはアルミホイルでふたをし、150℃くらいで30分加熱したら完成です!
表面は固いのに中はぐちゃぐちゃで固まっていない。
プリンが固まらない時の原因は、レシピを守らずに感覚で作っている場合が多いです。
プリンは牛乳、グラニュー糖、卵のシンプルな材料で作れます。
固まらない時は牛乳の量が多いか、オーブンの温度が低すぎたり、焼き時間が短いことが原因になっています。
冷やし固めるプリンで多い失敗と原因
冷蔵庫で規定の時間しっかりと冷やしたのに固まっていない
冷やし固めるプリンを作るときの材料は卵、グラニュー糖、牛乳、ゼラチンです。
焼いたり蒸したりしないので『す』ができることはありません。
よくある失敗は固まらないことです。
この場合には牛乳の量が多すぎるかゼラチンの量が少ない、ゼラチンがよく溶けていないことなどが原因として考えられます。
牛乳と卵をレシピ通りにした場合でも、卵の大きさが小さいと固まらない原因となってしまうことがあります。
ゼラチンは50~60℃の時によく溶けます。
牛乳は加熱しすぎるていけないのは、蒸し焼きプリンを作る時と同じです。
弱火にかけはじっこがふつふつと小さく泡立ってきた時が60℃くらいです。
プリン作りで失敗したものはもう使えない?
プリン作りで失敗した時はリメイク術で復活させてしまいましょう!^^
『す』が入ってしまったらプリンケーキに、
固まらなかったプリンはプリン風味のアイスにアレンジするのはどうでしょうか?
◎プリンケーキ
失敗したプリン カップ2~3杯
ホットケーキミックス 100g
薄力粉 100g
失敗したプリンを泡立て器でぐちゃぐちゃにして、他の材料とよくまぜ、炊飯器に入れスイッチを押すだけです^^
炊飯器のお釜にはバターを薄く塗っておきましょう!
◎プリンアイス
固まらなかったプリン カップ2~3杯
生クリーム200ml、砂糖大さじ2
生クリームと砂糖を角が立つまで泡立て、プリンを加え冷凍庫で冷やし固めたらプリン風味のアイスの完成です!
さいごに
いかがでしたか?
個人的には母が作る『す』の入った蒸し焼きプリンが小さい頃から大好きでした。
たまごの味もしっかりしていて素朴な味が美味しかったです。
でも、誰かにプレゼントしたり、お客さんに出すときは『す』が入ると見た目も舌触りも悪いので避けたいですよね。
そんな時は『泡立てすぎない、温度や時間を守る』ようにすれば失敗しにくいと思います^^